これまでの放送

  • 年別にみる
  • 地域別にみる
2018年7月28日文月の四

三重・尾鷲市
~ 親父の気ままな海辺暮らし ~

舞台は紀伊半島の南東部に位置する三重県尾鷲市。定年退職後、単身田舎暮らしを楽しんでいる杉浦悦雄さん(69歳)が主人公です。
愛知県豊田市で生まれ育った悦雄さん。自動車部品メーカーに就職し、桂子さんと23歳で結婚。2人の子供が生まれました。
子供たちも成人し、休日には夫婦で旅行を楽しんでいました。そんなある日、桂子さんに癌が見つかり、1999年、47歳という若さで桂子さんが亡くなります。
悲しさと寂しさを紛らわすように、友人に誘われ、旅行に出た悦雄さん。次第に1人で生きていく覚悟が出来たと言います。それと同時に自然豊かな土地でのんびり暮らしたいと思い始めます。そんな時、友人から「尾鷲市で移住体験をしてみないか」との誘いを受け“移住体験住宅”で2カ月間暮らしてみることに。すると「海、山、川と自然に恵まれ、人情も厚い。このまま尾鷲で暮したい」そう考えた悦雄さんは、移住体験中に尾鷲市三木里町に空き家を見つけ購入。2017年10月、本格的に尾鷲市での暮らしを始めました。
地域住民が家の前を通れば必ず声をかける悦雄さんは、すっかり地域にも溶け込み、近所の方から魚や煮物など毎日のようにお裾分けが届きます。地域では年齢的にまだまだ若い悦雄さんは、草刈りなど住民から頼まれれば何でも引き受ける、頼りにされる存在です。
月に1度のペースで愛知県から友人たちも遊びに来ます。一緒に釣りを楽しみ、バーベキューをして盛り上がる。寂しさを感じる暇もない日々を送っています。
自然に囲まれ、のんびり気ままな杉浦悦雄さんの日々の暮らしと、地域住民や友人たちとの交流の様子を紹介します。

移住して9カ月。ご近所さんが毎日のように差し入れを持って来てくれるようになりました。今回は、斜向かいの伊藤さんから肉じゃが、区長の宇田さんからはイサキを頂きました。晩ご飯のおかずには困らない毎日です。でも貰ってばかりではありません。バーベキューの焼肉を大川さんにお裾分けしました。美味しいもの、嬉しいことは分かち合う。良い関係を築いています。

自宅裏には趣味の工房があります。3年前、友人から道具を譲ってもらったことをきっかけに始めた水彩画を楽しみます。雑誌やインターネットなどで気に入った写真を見つけてはそれを見ながら描いています。この日は、自分で撮った写真を見ながら三木里の海岸風景を描くことにしました。決め事に縛られず、好きな時に、好きな事に没頭する。“人生気まま”が合言葉です。

愛知県から友人たちが遊びに来てくれました。早朝から釣りに出掛けます。釣り好きの友人がクロダイを2匹ゲット。まだまだ釣りは初心者の悦雄さんも小アジ、小サバがたくさん釣れました。その後はバーベキューを楽しみます。刺身や焼肉を食べながらワイワイガヤガヤ。寂しさなんて感じさせません。一人暮らしだけど独りじゃない。素敵な仲間に囲まれています。

紀伊半島随一、きれいと言われる三木里海水浴場で海開きが行われました。地域の皆さん総出で海の安全を祈願します。悦雄さんは今年初めて参加しました。勇壮な太鼓の演奏にフラダンスととても賑やかです。中でも一番盛り上がるのが…餅まき!紅白のお餅が一斉にまかれます。お祝いごとには欠かせない大切な行事です。海辺の町、尾鷲に夏到来です!

楽園通信

おわせ暮らしサポートセンター

空き家の紹介や移住に関する相談を行っています。また空き家で処分される家財をリサイクル販売するイベントもしています。
移住体験住宅「みやか」は、1カ月から3カ月まで滞在出来ます。尾鷲でのお試し移住が気になる方は、こちらまでお問い合わせください。

電話番号:0597-37-4010
定休日:月曜日
営業時間:午前9時~午後6時

移住体験住宅「みやか」
利用料:月2万円
利用期間:最短1カ月~最長3カ月
※希望者には事前審査があります。