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2016年10月1日神無月の壱

大阪・富田林市
~ 歴史香る町の和み茶房 ~

歴史的な建物が多く残る富田林市寺内町で喫茶店を始めた林和子さん(70歳)と正友さん(73歳)が主人公です。
大阪府出身の和子さんと正友さんは大学卒業後、同じ大阪府松原市内の中学校で教壇に立ち、20代の時に結婚しました。教員として60代半ばまで忙しく過ごしたお二人。3年前に寺内町を訪れ、ゆったりとした町並みが気に入り、移住することにしました。さらに、人と関わって楽しく過ごすために喫茶店を開こうと考え、去年10月、新しく建てた自宅の一階で土日、祝日限定の喫茶店「茶房 和(なごみ)」をオープンしました。
お客さんにくつろいでもらえるように、店内は普通の家のような内装になっています。店の自慢は家庭科の先生だった和子さんが作る日替わりランチ。添えられたピクルスは正友さん手作りです。お店には近所の方や友人、そして二人の教え子たちもやってきます。正友さんが50年前に初めて受け持った生徒は、今では60代。移り住んだ寺内町の良さを知ってもらいたいと、かつての教え子たちを連れて町を案内しました。寺内町で年に1度開催される「富田林寺内町燈路」では、夫婦で行燈を作って参加しました。これからも積極的に町に関わっていきたい、と正友さんは言います。和子さんは、この夏からパン教室を始め、より多くの人との交流を期待しています。
歴史情緒溢れる町で、和みの喫茶店を始めたご夫婦の素敵な暮らしをご紹介します。

お客さんにくつろいでもらいたいと、店内の内装は普通の家のリビングのようになっているんです。初めて訪れるお客さんは入るのに戸惑ってしまいます。お店の自慢は家庭科の先生だった和子さんが作る日替わりランチ。添えられているピクルスは正友さんが作るこだわりの味です。お客さんには料理も会話も楽しんでもらいたいと思っています。

年に1度開催される「富田林寺内町燈路」では、寺内町に多くの行燈が並べられます。この日のためにご夫婦も行燈を作りました。当日、二人はおよそ1000もの明かりが灯された町並みにうっとりと見とれていました。正友さんはこれからも積極的に町に関わっていきたいと言います。

この日、正友さんが初めて教壇に立った中学校の教え子たちがお店にやってきました。50年来の付き合いです。正友さんはそんな教え子たちに寺内町の良さを知ってもらうため、正友さんが町案内をしました。町には「越し屋根」や「忍返し」などの伝統的な建築様式が至る所で見られます。

より多くの人との交流を期待して、和子さんは今年の夏からパン教室も始めました。今回の生徒さんは大阪府内に住む友人。皆さんパン作りは初めてですが、和子さんの説明を聞きながら楽しんでミニ食パンを完成させました。生徒さんが「美味しい」と喜ぶ顔を見て和子さんも嬉しそうです。

楽園通信

大正絽漫 箱田商店

和子さんの弟さん夫婦が営んでいるお店。他では売っていないオリジナルの和風雑貨やホームウェアが並びます。着物の着付け教室もやっていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

電話:0721-51-4411
営業時間:午前10時~午後4時
営業日:土日・祝日

茶房 和(なごみ)

林さんご夫婦が営む喫茶店。お客さんがくつろげるように、店内は家の中のような内装になっています。自慢は和子さんの作る日替わりランチと、正友さん特製のピクルス。ケーキやコーヒーも用意していますので、お二人と和みの会話をお楽しみください。

電話:0721-51-4050
営業時間:午前10時~午後5時
営業日:土日・祝日