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2016年9月17日長月の参

岡山・美作市
~ 黒米と野菜の農園キッチン ~

美しい自然に囲まれた岡山県美作市で自宅の畑で採れる自家製野菜を使ったレストランを始めた福田昌弘さん(64歳)と妻の範美さん(61歳)が主人公です。
岡山県出身の昌弘さんは大学を卒業後、小学校で先生として働いていました。28歳の時に大学の天文サークルで出会った範美さんと結婚、2人の子供が生まれます。元々兼業農家の家に生まれ、仕事をしながら野菜作りもしていた昌弘さん。レストランを始めるきっかけになったのは50代の時でした。同年代の仲間との飲み会で、定年後の話をしている中で「お店でもやってみたらおもしろいのでは」と考えるようになったといいます。定年を迎え、本格的にレストラン開店を決意したご夫婦は、資格取得や自宅の改築など必要な準備を整え、2015年11月、念願だったレストラン『農園キッチン プンゲンス』をオープンしました。
自宅のリビングが客席という『農園キッチン プンゲンス』。そんな小さなレストランで、「この場所が仲間の集まる場所になってほしい」と、日々努力を重ねる福田さんご夫婦の暮らしを紹介します。

福田さんご夫婦が営む『農園キッチン プンゲンス』は、お二人が育てた野菜を中心に、自家製にとことんこだわったレストランです。ほとんどの料理が自家製食材、中でもこだわりは古代米の黒米です。お客様のテーブルにはお品書きが置いてあり、そこには外部食材を明記するなどご夫婦の思いが伝わってきます。

『プンゲンス』ではお客様に出すお品書きを保管し、リピーターのお客様が次に来店したとき、なるべく違った料理を食べて欲しいとメニューを少しずつ変えるようにしています。ご夫婦の心遣いは料理以外のところでも垣間見えています。

この日は、昌弘さんが高校時代に所属していた天文部の仲間たちと久しぶりの同窓会。そこで、みなさんは自宅にある天文台で天体観測をすることに。高校時代、部長として毎日彗星を追いかけていたという昌弘さんは、かつての仲間たちとの天体観測に夢中!青春がよみがえります。

レストランを始めて以来、ご夫婦のもとには昔の知り合いや友人から連絡が来て、お店に遊びに来てくれることが増えたといいます。『プンゲンス』をきっかけに懐かしい人たちとのつながりを確認し、新しい世界も広がっていると日々実感しています。

楽園通信

農園キッチン プンゲンス

福田さんご夫婦が営む『農園キッチン プンゲンス』では、ゆったりとした空間でお2人が育てた自家製の野菜を使ったおまかせランチを楽しむことができます。完全予約制で1日10食限定です!

電話:0868-72-3001
営業時間:カフェ午前11時30分~午後3時30分
(ランチは午後1時30分まで)
営業日:水~土曜日

湯郷温泉観光案内所

1200年の歴史があると伝えられる名湯「湯郷温泉」。美肌づくりの湯としても人気の温泉です。美作市にお越しの際は是非いらしてみてはいかがですか?現地の情報は湯郷温泉観光案内所で入手できます!

電話:0868-72-0374
営業時間:午前9時~午後6時