
広島・北広島町
~ 里山で素敵な田舎暮らし ~

舞台は、良質な水が湧き、美味しいお米の産地として知られる広島県北広島町。この地で憧れだったマイホームを手に入れ、気ままなその日暮らしを楽しむ中島総明さん(66歳)と妻の洋子さん(67歳)が主人公です。
中学を卒業後、“演歌の作詞家になりたい”と宮崎県から上京した総明さんは、アルバイトをしながら夢を追いかけていました。その後、結婚・離婚も経験し夢も諦めることに。27歳で防災設備の会社に就職した総明さんは、職場で出会った広島県出身の洋子さんと結婚。やがて総明さんは独立し、二人は共に忙しく働く日々が続きます。そんな暮らしの中、洋子さんは「田舎で自分の家を持ってのびのびと暮らしたい」と思い始めます。総明さんも賛成し、お二人は洋子さんの故郷・広島県で家を探し始めました。そして北広島町の「空き家バンク」制度を利用し、現在の家を見つけたご夫婦。2011年、東京から広島県へ移住を果たしました。
広い家をこつこつリフォームしたり、庭の家庭菜園で好きな野菜を作ったり。自由な“その日暮らし”を楽しむ中島さんご夫婦の毎日は、気ままでとっても充実しています。


東京で暮らしていた頃は、6畳1間の狭いアパートだったお二人。そんなご夫婦がマイホームを持ったら絶対やりたかったこと…それは、「手足を思いっきり伸ばして、“大の字”で寝る」ことです。北広島町に移住して、5DKの大きな家を手に入れたお二人。ごろーんと広い畳の部屋に寝転がっては、幸せをかみしめています。


玄関を出てすぐの場所に、家庭菜園があります。総明さんは、きゅうりにトマト、ナスやジャガイモ、トウモロコシなど、いろいろな野菜を育てています。料理中、「何かもう一品欲しいな」と思った洋子さん。早速総明さんがタターッと畑からキャベツを採ってきました。この日の昼食には、新鮮で美味しい野菜炒めが一品加わりました。なんとも贅沢な暮らしです。


中島さんご夫婦には、それぞれに違う楽しみがあります。総明さんは、暇さえあれば大工道具片手に自宅のリフォームを始めます。木工作業が得意で、これまでも同居するお母さん専用の物干し場を作ってあげるなど大活躍。庭に立派な池も作りました。ここでは洋子さんが、東京に居た頃から趣味だったメダカの飼育をしています。山の湧水にメダカを泳がせ、ふ化させては楽しんでいる洋子さん。ある日、卵から稚魚が誕生する姿も目撃、これにはビックリ!!


ご夫婦は時折、町内のあらゆる場所に出かけては、散策を楽しみます。この日は、まだ行ったことのない場所に地図をもって出かけました。地域の山、龍頭山にある山道をどんどん歩きます。迷いながら、やっとたどり着いた場所に…清らかに流れ落ちる滝を発見。
地元の名瀑「駒ヶ滝」。初めて見る景色にお二人は感動し、思わず手を合わせていました。大自然の中で、新たな発見を楽しむことも、田舎暮らしならではの楽しみです。


「空き家バンク」で古民家を購入したお二人。その時、家と一緒についてきた場所があります。山道を少し上がった所にある小さな土地。それは、だれも入っていない墓所でした。集落を一望でき眺めがいいので、お二人はここを「見晴らし台」と呼んでよく訪れます。気軽に来ることが出来るこの場所が本当に好きで、落ち着くと言うお二人。
穏やかで“気まま”な暮らし。時間がのんびりゆっくり、流れていきます。



北広島町役場 企画課 地域振興係
北広島町での中古物件を町の「空き家バンク」で紹介してもらうことができます。田舎でのんびりと暮らしたい、古民家暮らしに憧れているという方におすすめです。大きな家や広い庭付きの家、中には山までついた物件までありますよ!
電話:050-5812-1856
問い合わせ時間:平日 午前8時30分~午後5時15分