
滋賀・東近江市
~ 近江の里 料理自慢の宿 ~

滋賀県東近江市が舞台。農家民宿「田舎のお宿 ぴっかり」を営む西田光子さん(69歳)と夫の三郎さん(75歳)が主人公です。
大阪市で生まれ育った光子さん。22歳の時にお見合いで出会った三郎さんと結婚し、2人の子どもが生まれました。ご夫婦共に大阪育ちで、自然に触れ合う機会が少なく、田舎への憧れが強かったと言います。三郎さんが退職後、田舎暮らしの夢を実現させるためご夫婦で移住先を探し、見つけたのが、東近江市の小さな集落にある一軒の古民家。洗濯物がのびのびと干せる庭や、家の向かいにある畑が決め手でした。2011年に移住すると、畑を耕しながら、のんびり田舎暮らしを始めました。
光子さんは大の料理好き。二人のもとへ遊びに来た友人は、目の前の畑でとれた野菜で作った料理を絶賛。さらに自然豊かな環境、元気いっぱいの二人の姿を見て、体験型の宿の開業を勧めたそうです。「人との交流が広がり、自分たちの生きがいにもなる」と、お二人は2012年4月に「田舎のお宿 ぴっかり」をオープンしました。
“ぴっかり”とは光子さんのニックネーム。その名のようにいつも輝いている光子さんと、妻を優しくサポートする三郎さん。憧れの田舎に移住して、料理自慢の古民家宿を開くことになったご夫婦の、明るく楽しい日常をご紹介します。


自宅の向かいには畑があります。農業初心者だった西田さんご夫婦。ご近所さんから畝の作り方や野菜の育て方を1から教えてもらいました。今では立派な実をつけるまでに、畑の腕を上げたお2人。育てた野菜を収穫することが一番の楽しみだそうです。


この日は農業の先輩、青山さんご夫妻と一緒にウドとミョウガの収穫を行いました。収穫の最中にはもみがらの中からカブトムシが出てきてびっくり。夏ならではの出来事です。


三郎さんの趣味は絵を描くこと。時間を見つけては、自宅近くのお気に入りの場所でスケッチをします。この日描いたのは鈴鹿山系。自然豊かな地に移住し、大好きな絵を、以前にも増して楽しんでいます。


この日、料理体験をしに地元の主婦の方々が集まりました。畑で収穫したばかりの新鮮野菜を使います。普段は一人で作る料理、たまにこうしてみんなで作ると楽しいですよね。また一つ、料理のレパートリーが増えました。



田舎のお宿 ぴっかり
西田さんご夫婦が営む古民家の宿。地場の野菜をふんだんに使った光子さんのお料理はお客様から大好評です。
電話:0749-46-8100
(あいとうエコプラザ菜の花館内 愛のまち民泊推進協議会)
営業時間
宿泊:チェックイン 午後3時 チェックアウト午前10時
食事:正午から午後3時 午後6時から午後9時
定休日:不定休
1泊2食付 大人6,500円 小人4,500円(4歳~小学生まで)


あいとうエコプラザ菜の花館
菜の花館では、廃油から作るせっけんや地元でとれた菜の花で作った菜種油などが置かれています。地域の農家民泊の案内もしています。
電話:0749-46-8100
営業時間:午前9時~午後5時30分
休館日:火曜日、祝日、年末年始