これまでの放送

  • 年別にみる
  • 地域別にみる
2016年7月16日文月の参

山梨・山梨市牧丘町
~ ひとり暮らしの果樹栽培 ~

果樹栽培が盛んな山梨市牧丘町で、ジューンベリー農園を始めた上杉三郎さん(68歳)が主人公です。
福井県で生まれた三郎さんは大学を卒業後、農林水産省の林業試験場で研究員として働き始めました。27歳で同じ職場に勤める東京出身のかおるさんと結婚、3人の子どもが生まれました。50代で田舎暮らしに興味を持ち始めた三郎さん、妻のかおるさんを連れ、退職後に暮らすための場所を探しに出かけるようになりました。2000年、山梨市牧丘町で空き家だった元養蚕農家の古民家に一目ぼれし購入。2007年、定年退職後に茨城県つくば市から牧丘町に単身で移住し、ジューンベリー農園を始めました。
移住してから「便利な暮らしはしない」ということをモットーに生活しています。便利なものを最小限にしたことで、移住前とは違った日常を送ることができ、時間だけでなく、心にもゆとりが生まれたと言います。
ジューンベリーを育てながら、田舎暮らしを楽しむ上杉さんの日々を紹介します。

晴れた日は畑で農作業、雨の日には自宅で読書や農作物の現状をノートに書くなどして、三郎さんがずっと憧れていた“晴耕雨読”を実現しています。薪で風呂を沸かし、土鍋でご飯を炊く…わざわざ面倒なことをして、贅沢な時間を過ごしています。

家の周りには大量の薪をストックしています。その薪を使って毎朝、風呂を焚いています。三郎さんは火を熾して薪をくべるという、この時間がとても落ち着くそうです。薪をくべるのって、いいですよね。

ジューンベリーの収穫期になると家族が大集合します。半日で約8キロの果実を収穫しました。作業を終えたら、みんなでお疲れさま会です。鉄板を囲み、庭で採れた新鮮な野菜をいただきます。頑張ったあとに食べるバーベキュー、最高です!

この日は農作業の相談をするために、ご近所でブドウ農園を営む藤波さんのもとを訪れました。三郎さんの果樹栽培の師匠だそうです。悩みや疑問をすぐ解決してくれて三郎さんはほっと一安心。近くにこんな強い味方がいるなんてうらやましいですね。

毎年恒例、ジャムの試作と試食会を家族で行いました。その年によってジューンベリーの甘さや酸味が違うため、砂糖などの量を微妙に調整し、数種類のジャムを試作します。今年のジャムの味が決まるということで、みなさん真剣です。

楽園通信

鼓川温泉

牧丘町にある温泉施設。温泉に浸かって日々の疲れを癒していってください。食堂や広間もあるのでご家族でゆっくりできますよ。

電話:0553-35-4611
営業時間:4月~10月 午前10時~午後9時
     11月~3月 午前10時~午後8時30分
定休日:木曜日(木曜日祝日の場合はその翌日)

道の駅 花かげの郷まきおか

三郎さんのジューンベリージャムは「道の駅 花かげの郷まきおか」で販売しています。山梨の特産が並び、お土産を買う方にはオススメのスポットです。休憩スペースもあるので、一息つきにぜひお立ち寄りください。

電話:0553-35-4780
営業時間:午前9時~午後5時30分