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2016年6月25日水無月の四

青森・今別町
~ 津軽海峡 絶景の食事処 ~

青森県今別町が舞台。絶景が広がる景勝地 高野崎でお食事処、「海の駅 高野崎」をオープンした池田よし子さん(62歳)と夫の澄夫さん(72歳)が主人公です。
今別町の袰月(ほろづき)地区で生まれ育ったよし子さんは16歳の時に上京。22歳の時、広告代理店に勤めていた澄夫さんと結婚し、4人の子どもが生まれました。家族で福島県に移り住むと縫製工場を経営、仕事と子育てに追われる日々でした。そんな中、楽しみは、子供たちと故郷・袰月を訪れること。東京出身の澄夫さんも、袰月の自然や人の温かさに惹かれていきました。子どもたちの独立を期に、夫婦で袰月に移住。のんびり暮らそうと考えていたお二人でしたが、地域の人たちから「みんなが集まる憩いの場所がない」という話を聞きました。“大好きな故郷を元気にしたい”と、お二人は2015年4月、町が所有する空き店舗を借りて、お食事処「海の駅 高野崎」をオープンしました。
少しずつ過疎と高齢化が進む袰月ですが、地域の人々はとても明るく、いつも笑顔が絶えません。豊富な海の幸と山の幸に恵まれた故郷で、地域の人々と楽しく過ごす池田さんご夫婦の日々をご紹介します。

「海の駅 高野崎」の自慢はラーメン。フノリ、ワカメ、ネマガリタケなど地元の食材をふんだんに使っています。袰月の海の幸、山の幸、そして、よし子さんの愛情がたっぷり詰まった一杯です。

地元の名産は海藻。季節によって獲れるものはさまざまです。毎朝、漁に出るのは、70歳を超えるベテラン漁師さんたち。過疎と高齢化が進む今別町ですが、浜にはいつも笑顔があふれています。

「海の駅 高野崎」は、みんなの憩いの場。常連さんが手作りのお菓子を持ってきてくれました。仲間が集まれば、自然と話に花が咲きます。お腹も心も満たされるお店です。

この日は定休日。よし子さんは新しいメニュー「山菜稲荷」にチャレンジ。お稲荷さんが大好きだという兄の道吉さんに試食をしてもらいました。感想は…おいしい!

これまで賃貸住まいだったお二人。海辺の家を購入し、引っ越しです。新居のお気に入りは2階の窓からの眺め。目の前に広がるのは津軽海峡です。この景色を眺めながら、コーヒーを飲むのが澄夫さんにとって至福の時なんです。

楽園通信

海の駅 高野崎

池田さんご夫婦が営む食事処「海の駅 高野崎」。津軽海峡の素晴らしい景色を見たあとは、自慢のラーメンやカルビ丼をどうぞ。おいしい料理と、ほっとするお店の雰囲気をお楽しみください。

営業時間:4月~10月
定休日:水曜日

海峡の家 ほろづき

閉校した中学校の校舎を利用した宿泊施設。教室は改装され客室になっています。懐かしさが残る建物に、青春時代がよみがえります。

電話:0174-36-2166
利用時間:チェックイン  午後3時から
     チェックアウト 午前10時まで
不定休
収容可能人数:最大42名