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2016年6月4日水無月の壱

福島・鮫川村
~ 季節移住で里山暮らし ~

新緑の里山の風景が広がる福島県南部の鮫川村(さめがわむら)が舞台。冬は東京、春から秋は鮫川村で田舎暮らしと、二地域居住を楽しむ栗原勇三さん(71歳)と妻の幸子さん(68歳)が主人公です。
東京で生まれ育った勇三さんは区役所の職員として働いていました。27歳の時に幸子さんと結婚し3人の子供が生まれます。お2人が鮫川村を知ったのは、勇三さんが区役所で都市と農村の交流を考えていた時に、福島出身の職員に鮫川村を教えてもらったことがきっかけでした。東京から約3時間と交流に最適な場所だと考えた勇三さんは、参加者を募って村との交流を始めました。交流が進むにつれて、いつしかご夫婦は鮫川村で暮らしたいと考えるようになります。しかし、子供たちが住む東京の暮らしも捨てきれない。そこでお2人は、東京と福島を行き来するニ地域居住を2011年6月から始めたのです。
自然豊かな鮫川村で地域の人たちとの交流を大切にしながら、ニ地域居住を楽しむ栗原さんご夫婦の暮らしぶりを紹介します。

幸子さんの趣味は絵はがきを書くこと、勇三さんが綺麗に手入れをしている自宅の庭や景色のいい場所に行ってよく書いているそうです。福島にいる時は、東京に住むご家族、お孫さん、ご友人に愛情のこもった絵はがきをメッセージを添えて送っています。
もらったらすごく嬉しいですよね。

福島との二地域居住を始めて、栗原さんご夫婦は地元の多くの方にお世話になっています。中でも、栗原さんご夫婦が借りている畑の隣にお住いの山形さんご夫婦は、いつも畑で作業をしていると「お茶でもどう?」と声をかけてくれるそうです。そんな暖かい声に、鮫川村にも両親ができたようだとお2人は言います。

この日、勇三さんが東京の方を中心に会員を募って始めた「わたしの田んぼ」に約20名の参加者が集まりました。オーナー制度で管理している田んぼで年に1度の田植えの日です。田植えは全てを手作業で行う為、苦戦されている方もちらほら…でも、みんなでワイワイとやる田植えは本当に楽しいと皆さん満足の様子。秋の収穫が楽しみです!

ご夫婦が福島に来てから見つけた大好きな場所「鹿角平(かのつのだいら)観光牧場」。移住を始めたころから2人で良く来るといいます。ご家族や周りの方々を大切にされている栗原さんご夫婦にとってここは、癒しの特別な場所なんです。

楽園通信

湯の田温泉 村民保養施設「さぎり荘」

勇三さんも週に2回ほど通っている温泉施設「さぎり荘」。65歳以上の方は300円で入ることができます。あったかいお湯でとっても癒されます。鮫川村にお越しの際は是非どうぞ!

電話:0247-49-2205
営業時間:4~10月 午前9時半~午後9時
     11~3月 午前9時半~午後8時
休館日:毎週水曜日/年末年始
料金:一般 500円/高齢者(65歳以上)・小中学生 300円

手・まめ・館

鮫川村にある直売所「手・まめ・館」。地元の農家さんが愛情こめて育てた新鮮な野菜や加工品が並んでいます。鮫川の美味しいお米もありますよ!
新鮮な野菜をお求めの際は是非お立ち寄りください!

電話:0247-49-2556
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:第一水曜日/年始