
茨城・龍ケ崎市
~ 仲間と始めた体験民宿 ~

都心から電車で1時間とアクセスの良い茨城県龍ケ崎市が舞台。
小、中学校の同窓生とともに農業体験民宿「半兵衛」を営む岡野順さん(72歳)と、妻の千恵さん(68歳)が主人公です。
龍ケ崎市で生まれ育った順さんは大学を卒業後、銀行員として名古屋や東京などで働いていました。27歳の時に同郷の千恵さんと結婚し、2人の子供が生まれます。そして定年退職と同時に龍ケ崎市にUターンしました。
故郷に戻って最初にしたことは同窓生たちの名簿作り。以後、毎年、同窓会を開くことに。5年後、その会に近所の農家さんから「空き家を借りてくれないか」と声がかかります。順さんは「都会の人に来てもらい、田舎の暮らしを体験してほしい」と、空き家を借り、同窓生の仲間とともに空き家をリフォーム。2011年、農業体験民宿『半兵衛』をオープンしました。
農業体験民宿で、都会の方に田舎暮らしの良さを知って欲しいと奮闘する岡野さんご夫婦と、それを支える同窓生のみなさんの暮らしぶりを紹介します。


農業体験民宿「半兵衛」は順さんの同窓生5人、通称「チーム半兵衛」で営まれています。メンバーは、広報担当の英基さんに、大工の忠男さん、土屋さんはガラス屋さん。そして料理人の大橋さん。それをまとめるのがリーダーの順さんです。「チーム半兵衛」の5人はとても仲が良く、見ているだけで羨ましくなる皆さんです。


「半兵衛」に宿泊のお客様がいらっしゃいました。この日は、土屋さん・忠男さんの案内で竹林でのタケノコ掘り体験です。普段は経験することのできないタケノコ掘りに、お客様は大興奮の様子。タケノコ掘りの後は「半兵衛」で、大橋さんが真心こめて作った料理を楽しみ、大満足な1泊2日になりました。

農業体験で使えるようにと、「チーム半兵衛」でサトイモの種イモを掘り起こします。この種イモを畑に植え付けると、秋にはお客様がサトイモ掘り体験が出来るようになるんです。楽しく農業体験をして頂くために、みんなで力を合わせて準備を惜しみません。


「チーム半兵衛」は、一仕事終わるたびにお疲れ様会をやるのが決まりです。この日は、広報担当の英基さんのお宅で始まりました。様々な分野のスペシャリストがそろっている「チーム半兵衛」。実は、英基さんのお宅にある囲炉裏も「チーム半兵衛」で作りました。5人揃うとどんな事もできてしまう、「チーム半兵衛」です。



農業体験民宿 半兵衛
昭和30年代の農家を代表する田の字型の室内でゆったり過ごせる宿。
「チーム半兵衛」の5人と千恵さんが、季節ごとに様々な農業体験を用意し、お出迎えしてくれます。
田舎暮らしに興味のある方、是非お越しください!
電話:090-1253-2589
1泊2食/6,000円 ※1日1組5名様まで


食事処 つくばの里
「チーム半兵衛」が営む食事処 つくばの里。
地元野菜や銚子沖でとれた魚を使った美味しい料理がいただけます。
体験民宿「半兵衛」の料理もここで作っています。
龍ケ崎にお越しの際は是非どうぞ!
電話:0297-64-4122
営業時間:昼 午前10時~午後2時
夜 午後5時~午後10時
営業日:年中無休 ※年末年始のみ休業
和定食:1,320円
つくばランチ:1,280円