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2019年6月15日水無月の参

静岡・静岡市
〜 茶摘み楽しむ古民家宿 〜

舞台は静岡市清水区。茶摘み体験や茶揉み体験ができる農家民宿「ぬくもり園ゆるり」を始めた西山孝さん(68歳)と妻の京子さん(69歳)が主人公です。
お茶栽培の農家に生まれた孝さんは、24歳で兵庫県出身の京子さんと結婚。両親を手伝いながら、一人息子を育てます。その後、両親から農業を継ぎ2001年からお茶の有機栽培を始めました。
5年前、自宅の前にある築100年以上の離れが朽ちていることに気づき、知り合いの大工さんに依頼して改築。自宅の縁側や綺麗になった離れを見た市の職員に「農家民宿を始めないか」と勧められ、2015年、ご夫婦は農家民宿「ぬくもり園ゆるり」をオープンしました。
茶摘みや茶揉み体験を通じて「お客様にゆっくりとした時間を過ごして欲しい」という思いから名付けた「ぬくもり園ゆるり」。ご夫婦は、お客様が笑顔で過ごし、お茶に興味を持ってくれることが何よりの幸せだと語ります。自慢の故郷とお茶の魅力を伝え続ける西山さんご夫婦を紹介します。

ご夫婦でお茶を摘むとき、機械でも行います。手摘みでは1時間に500グラムが限界ですが、機械だと100キロも摘むことができます。摘んだ茶葉はその日のうちに機械で製茶します。まずは「蒸し」。蒸し時間が味や香りを左右するので、孝さんが香りを嗅いで確認します。そして「揉み」の工程へ。茶葉の成分を浸み出させます。そして最終工程、機械で細く「撚り」をかけていきます。こうして100キロあった茶葉は、およそ20キロの「煎茶」になりました。

この日、農家民宿「ぬくもり園ゆるり」に兵庫県からお客様です。皆さんは小学生の同級生。民宿のこの時期ならではのおもてなしは「お茶の葉の天ぷら」。サクサクの食感と、お茶本来の苦味や香りに大満足!翌日は手摘み体験です。お茶の葉は、1つの芯と2つの葉、“一芯二葉”を摘んでいきます。「自然の中でパキっと摘んでいく感触はとてもいい」と、お客様はまたまた大満足!

前日に手摘み体験をした14名のお客様、この日は朝9時から手揉み体験をします。静岡県茶手揉保存会の師範で、京子さんの師匠、小澤邦芳さんもお手伝いです。まずは「蒸し」。“目で蒸すな、鼻で蒸せ”という教えのもと、師匠が鼻で判断します。「揉み」、「撚り」を手作業で行うのは、なかなか大変です。でも皆さんはオープン以来毎年やって来ているので、「上手だよ」と師匠。お昼を挟んで作業が続き、午後3時に細く撚りのかかった針のような「手揉み茶」が完成しました。

孝さんが工場で作る「煎茶」を仕入れているのが、茶商「小島茶店」。この日、先日作った「煎茶」を評価してもらうことに。あえて熱湯を注ぎ、香りと味を確かめます。香りは「蒸かしがうまくいっている」、味は「上出来です」と小島さん。孝さんも安堵の笑顔です。茶商に厳しく評価してもらっているからこそ、美味しいお茶が出来るわけですね。

楽園通信

農家民宿「ぬくもり園ゆるり」

お茶の手摘みや手揉み体験ができる、茶農家が営む農家民宿です。
京子さんが作る田舎料理もおススメ!体験には宿泊が必要なので、あらかじめ予約をお願いします。

電話番号:054-393-2326
問い合わせ:午前7時〜午前9時
午後5時〜午後9時
定休日:不定休

宿泊のみ:1人 6,480円(1泊2食付)
本格手揉み茶作り体験:1人 16,200円(1泊3食付)
※宿泊日の1週間前までに要予約

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