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2017年8月5日葉月の壱

愛媛・松野町
〜 完熟梅が香る農家民宿 〜

森林の面積が8割以上を占める愛媛県松野町が舞台。南高梅を栽培しながら、農家民宿を営む芝美紀さん(58歳)と夫の明廣さん(68歳)が主人公です。
松野町出身の美紀さんは、21歳の時に同郷の明廣さんと結婚。明廣さんの実家で生活をスタートさせ、3人の子供が生まれました。
農協で働いていた美紀さんと、町役場で働いていた明廣さん。共働きで子育てをする中、15年程前、松野町で“南高梅を特産品にしよう”という機運が高まります。そこで、ご夫婦も家の前にある畑に、梅の木を植えました。しかし、せっかく実がなっても、しばらくの間は、全く収穫しなかったといいます。転機は4年前、ふと梅の実を見ると、桃のようなキレイな梅がなっていることに感動。南高梅の素晴らしさに気づき、本格的に梅を栽培するようになりました。
人と話すのが好きな美紀さん。定年が近づいてきた時「仕事を辞めて、家から一歩も出ない生活をしていたら、誰にも会わなくなってしまう」という不安を感じていました。そこで、定年後も町の人と関わりたいと考え、辿りついたのが自然を楽しんでもらう農家民宿。2014年3月、梅の収穫や加工体験が出来る民宿『森の国の宿 あざみ野』をオープンしました。
甘酸っぱい香りの漂う梅を栽培しながら、農家民宿でお客様との関わりをとても大切にしている芝さんご夫婦の生活ぶり。そして、2人を見守り、共に笑いあう地域の皆さんの交流の様子を紹介します。

この時期のご夫婦の朝の日課になっているのが、梅の収穫です。2人が収穫しているのは、木から落ちた「完熟梅」。明廣さんは網で掬い上げ、美紀さんは手で丁寧に1つずつ拾っていきます。とても大変な根気のいる作業ですが、1年の集大成となる貴重な梅にどこか嬉しそうです。

収穫した完熟梅で、美紀さんが梅干しや梅味噌などを毎年作ります。この日は、梅干し作り。1カ月間『塩漬け』した梅を『天日干し』します。梅をザルに並べる時のポイントが、「果肉を優しくつまむこと」。そうする事で柔らかく、綺麗に干しあがるという美紀さん。美味しい梅干しを作るための一手間を惜しみません。並べ終えたら、3日3晩、風通しのいい場所で乾燥させ、赤シソなどと一緒に半年間漬け込んで、美紀さん手作り梅干しの完成です。

「森の国の宿 あざみ野」に4人のお客様がやってきました。早速、完熟梅を使って梅ジュース・梅ジャム作りの体験をしていただきます。皆さん、初めての経験にドキドキ。美紀さんが丁寧に教えていきます。そして、夜になるとお客様とご夫婦で一緒に美紀さんお手製の梅干し料理や、郷土の味「鯛そうめん」で一杯。人と関わることが好きなご夫婦にとって大切な交流の場になりました。

福岡に住む長女・沙織さんが2人の可愛いお孫さんを連れて遊びに来ました。2人とも、遊ぶところがいっぱいのじぃじとばぁばの家が大好き。この日は、川遊び。自由に泳いで遊んでいる2人に、見守る大人たちも自然と笑顔になります。こんなにみんなを笑顔にする自然いっぱいの場所がすぐ近くあることに、ご夫婦は「素晴らしい場所にいる」「自然の中で生活できることへの感謝を子供や孫に伝えていきたい」と言います。

楽園通信

森の国の宿 あざみ野

芝さんご夫婦が営む農家民宿「あざみ野」。築60年の日本家屋で、手作りの梅干しや、郷土料理を味わうことが出来ます。また、時期によっては梅の収穫や加工の体験もできますよ。是非、お電話でご予約下さい。

電話番号:0895-43-0008
一泊二食:7,500円
体験:各1,000円 (梅の収穫体験・梅の加工体験 ほか)

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