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2016年4月2日卯月の壱

新潟・村上市
~ 春を告げる 雪山の恵み ~

江戸時代に15万石の城下町として栄えた新潟県村上市が舞台です。
メープルシロップを作る「てまひま工房・山専(やません)」を営む河面専一(こうもせんいち)さん(64歳)と妻の美智子さん(62歳)が主人公です。
村上市の山間、大毎(おおごと)集落で生まれ育った専一さんは地元の消防署に勤務していました。28歳の時に美智子さんと結婚し3人の女の子が生まれます。専一さんは6年前、友人に勧められ初めてイタヤカエデの樹液を飲みました。その甘さに驚き、更に煮詰めるとメープルシロップになることを知ります。面白いと感じた専一さんは、早速、メープルシロップ作りに挑戦します。何度も失敗しましたがようやく1年後に、満足のいくメープルシロップが作れるようになりました。その後、消防署を早期退職、2012年10月に工房を構え、本格的にメープルシロップの製造販売を始めました。
早春の雪山で採取した樹液でメープルシロップ作りに励む河面さん夫婦の日常と、春を待ちわびる山間集落の人々の暮らしを紹介します。

河面さんご夫婦が営む「てまひま工房・山専」では、イタヤカエデの樹液を煮詰め、糖度66度と43度の2種類のメープルシロップと、樹液を加熱処理したメープルサップを作っています。メープルサップは煮物料理などに入れると、ほんのり甘くコクが出ます。
専一さんが“てまひま”かけて作った自慢の商品です!

妻の美智子さんは親戚の味噌屋さんで味噌作りのお手伝いをしています。注文のあった家毎に大豆、麹、塩の配合を変え、それぞれの家の味噌を手作りしています。昔は親類が集まり各々の家の味噌を皆で作っていたと言います。そんな「結(ゆい)」の精神が今も残る大毎集落です。

河面さんご夫婦が暮らす大毎集落の年に1度のイベント雪上運動会。冬でも集落を元気にしたいと24年前に始まりました。子供からお年寄りまで集落のほとんどの人が参加します。定番のリレーや綱引き、更に雪国ならではの長靴飛ばしやソリ競争など、皆さんの歓声と笑い声が絶えない1日でした。

今年で4回目の開催となるイベント「雪山メープルシロップ物語」。公募で集まった参加者はスノーモービルに相乗りして早春の雪山に入り樹液採取の体験をします。「大毎集落とメープルシロップに興味を持ってもらいたい」と専一さんは張り切っていました。参加者の反応も上々、来年も開催予定です。

楽園通信

てまひま工房 山専

専一さんが一人で樹液採取から煮詰めまで行い作るメープルシロップ。
上質な樹液は2月、3月しか採取出来ないため、シロップ、サップともに年間で作れる数は各200本前後です。売り切れの際はご了承ください!

電話:0254-75-2132
問い合わせ時間:午後5時~午後7時

農家レストラン こころまい

築150年の古民家を改装した落ち着いた雰囲気の農家レストラン。
自家製米・コシヒカリ、山菜、野菜など郷土の食材を使った料理が評判です。

電話:0254-75-2034
営業時間:午前11時~午後3時
営業日:土曜・日曜・月曜 ※12月~3月は冬季休業
吉祥御膳:1,200円~
大毎御膳:1,080円