2018年3月24日(土)深夜2時50分放送

第一回 ピクシブ文芸大賞 大賞受賞作品
新世代サスペンス「Q&A」
原作 小林大輝 「Q&A」 (幻冬舎刊)

新着情報

2018年4月9日

テレ朝動画で配信開始。詳しくはテレ朝動画「Q&A」ページ

2018年3月31日

本間アナウンサーによる原作「Q&A」オーディオブックを配信中。詳しくはテレ朝動画へ。

2018年3月24日

「Q&A」原作本を抽選で5名様にプレゼント。詳しくは幻冬舎ウェブサイトへ。



ピクシブ文芸大賞とテレビ朝日賞のダブル受賞!!
審査員をして“天才”と言わしめる23歳の原作者が紡いだ渾身の新世代サスペンス。
繰り返される問い、謎めいた答え。さらに主人公は問い続ける。
なんのために生き、なんのために死んでいくのか。

「世界は何によって構成されているか?」
「それは、残酷さによってである」

■みどころ

サスペンスの法則をぶち破るストーリー。
みるみるうちに独特で残酷な世界観へと引きこまれ、そして戻れなくなる!?
痛々しいまでの禁断の純愛。
胸が張り裂けるような真実の中、砕け散っていく主人公たち。
俳優陣、スタッフ陣が一丸となってドラマのタブー寸前にまで迫る描写へ挑戦!
エンターテインメントの枠を超えた胸に深く突き刺さる、傑作ドラマが誕生!!

心臓を一突き。大量出血による死。地獄の業火に焼かれるような苦しみだったはずの被害者は、とても幸福そうに微笑んでいた。
主人公、K警部が、殺人現場に残されたノートを朗読し始める。
「Q:世界は何によって構成されているか?」
K警部は問いを繰り返す。自分自身に問うように。
やがて、世界が歪み始めるのを彼は見た。その歪みを恐れる間もなく、彼はQの過去へと引きずり込まれていった。
「現在、僕はこれを教会の片隅にある孤児院の狭い宿舎の中で書いている」
若き日のQ。
ただ一人、Qが愛した人物、&。
そしてQと&が繋いだ命の果てに存在した、A。
血にまみれた一冊のノートから炙り出されていく、『問い(Q)と(&)答え(A)』。

ノートの世界へ自らを飛び込ませる異色の警部に、日本俳優界が誇る怪優、竹中直人。その洞察力と鋭い眼光で、人間の生死の根本を問うてくる蒼き犯罪者の心の叫びに耳を傾け、彼自身も変化していく様を、絶妙な心技で演じている。
Qを演じるのは、俳優の小日向文世を父に持つ若き天才俳優、小日向星一。映像化不可能と言われた原作のドラマ化を可能にしたのは、彼の存在と言っても過言ではない。
ドラマ初挑戦とは思えない堂々たる演技力と存在感で、一度見たら病みつきになるような独特な魅力を放つ。
本作のキーパーソン、&には、2.5次元ミュージカル『刀剣乱舞』で大ブレイクした大平峻也。『Q&A』の世界観を支配する異形さと、Qとの危うい純愛の顛末に息をのむ。
K警部にノートを差し出し、共に事件の真相を追うG鑑識には、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の主演レイ役で人気を博し、現在もドラマ、舞台、映画と活躍中の南翔太。
Qを引き取り育てる心優しい男、エヌディアには声優界のドン、水島裕。事件真相の鍵を握る美人教師、Tに若手実力派女優として注目を集める佐藤玲。Qを奈落の底に落とす非道な神父役に、エッジの効いた芝居で魅せる永山たかし。そして、Qと&を追い詰める残酷な市長役に『相棒』シリーズ等で確固たる存在感を示す実力派、神保悟志。
多くの精鋭俳優陣が競演し、『Q&A』の歪んだ美しい世界へと誘う。

クリエイターは、新進気鋭の才能が集結。
監督は、『同窓会~ラブ・アゲイン症候群』、『就活家族 ~きっと、うまくいく~』、『特命係長 只野仁』シリーズ等の奇才、秋山純。繊細で巧妙な心理トリックで最後まで視る者を惹きつける。本作ですべての音楽を手掛けたのは、独特の感性で幅広く活躍する作曲家KOSEN。デヴィッド・リンチの世界観を彷彿とさせる、静と動にこだわった美しい音楽で映像を彩る。撮影、美術、衣装、メイク等、すべてのセクションが強力にタッグを組み、この唯一無二な世界観の映像化を成功させた。

登場人物

K警部

竹中直人

捜査課の刑事。飄々とした物言いだが、冷静沈着に物事を判断する優秀な警部である。QとAが残したノートを読み進めるうちに、Qの過去へと自身を同化させていく。

Q(9)

小日向星一

物語のきっかけとなる殺人事件の被害者にして、本編の主要人物。なぜか幸福な笑顔で殺されていた。そこに残されたノートに、なぜQが殺害されるに至ったかの経緯が書かれている。孤児として育つ中で、世界は残酷であるという持論を持つに至る。
基本的に無口で、世の中を冷めた眼差しで見つめる人物。だが、&と出会うことで自分の持論が揺らぐと同時に、自身の過酷な運命と過去に否応なく向き合うこととなる。

大平峻也

Qが通うことになった学校で出会う、美術部員。容姿端麗で、不思議な魅力を持つ。
誰もが魅了する絵を描く才能があり、世間から一目を置かれている。Qと互いに気が合い、二人は親交を深める。だが、実は家庭の事情で精神的な安定を欠き、死を望んでいることが判明する。

G鑑識

南 翔太

ベテランの鑑識官で、K警部とよくコンビを組む。穏やかで物腰の柔らかそうな人物に見えるが、正義感が強く、間違ったことを嫌うがゆえに時に感情を爆発させる時もある。
K警部がノートを読み進める上で、身勝手な論理を振りかざすQに怒りを覚える一幕も。

T先生

佐藤 玲


Qが通うことになる学校の女性教師。明るく朗らかな性格だが、誰にも話さない影を背負っていた。才能溢れる&の絵の良き理解者の一人だが、実は&が腹違いの弟であり、家庭の事情から実の父親である市長を憎んでいることが明らかとなる。

髙屋永遠

殺害現場に残されたノートに、Qと問答する形で手記を残している。
本作でAを演じた髙屋永遠は、画家として国内、海外で高く評価されている。&の絵画アドバイザーとしても参加した。

神父

永山たかし

Qが育った修道院の神父。寄付金を着服し、孤児たちに過酷な生活を強いる。やがてそれが明るみになると、Qを目の敵にして暴力をふるう。強い信仰心と同時に背徳的な行為に身を投じる。

エヌディア

水島 裕

孤児であったQを引き取り、養子として迎え入れる。
非常に温和で、優しさに溢れている人物。夫人と二人で暮らしているが、実は15年前、息子を誘拐された経緯を持つ。その息子は未だ行方知れずである。

市長

神保悟志

市民からは親しまれているが、実は名誉と金銭にしか興味のない、下衆な人物。Qと&の壮絶な過去を生み出した全ての元凶であることが明らかとなる。

ストーリー

物語は、一枚の幻想的な絵画から始まる。
現実なのか非現実なのか──風景は絵の具を水に溶かしたように、酷く歪んでいる。
だが、絵の中で唯一、中央に描かれた人間だけが全く歪んでいない。それは、胸が抉られ、大量の血を流す『遺体』であった。やがて絵画は現実となり、遺体は廃墟と化したアパートでの惨殺体と重なる。壮絶な最期を迎えたにも関わらず、惨殺体はなぜか幸福に満ちた表情であった。
そう遠くはない未来──20XX年、日本を思わせる、ある国の街外れ。惨殺体が発見されたアパートでは、警察の現場検証が行われていた。この事件を担当するのは、ベテラン刑事のK警部。G鑑識と共に、この惨殺体に強い違和感を覚えていた。
「一体なぜ、彼はこんなにも安らかな死に顔をしているのだろうか…?」
G鑑識は、被害者の傍で発見されたノートをK警部に見せる。付着する指紋から、どうやらこのノートは犯人と被害者が共同で書き成したもののようだ。
「Q:世界は何によって構成されているか?」
謎めいた問いで始まるそのノートの表紙に記されていたタイトルは──
 『Q&A』
「現在、僕はこれを教会の片隅にある孤児院の狭い宿舎の中で書いている」
人里離れた田舎町に佇む、鄙びた小さな修道院。隙間風が入る貧相な宿舎に、10人の子供が身を寄り添って寒さをしのいでいる。彼らは皆、親に見捨てられた孤児であった。
被害者は『9』と名乗っている。10人の子供たちの中で9番目に背が高いからだ。
修道院は確かに彼らの命を救った。だが、その心を荒んだものにさせてしまう。厳しい毎日を強いられる中、彼らは悟る──神様という存在が実に慈悲深く、同時にどうしようもなく残酷だ、と。
修道院の神父は寄付金を着服して私腹を肥やしていた。が、それが世間に明るみに出て、寄付金に手をつけられなくなった神父は、腹いせとばかりに9に暴力をふるうようになる。世の中の不条理を既に受け入れている9は、一切の抵抗をみせなかった。そればかりか、暴力を受けるたびに自分の心が澄んで美しくなるようにさえ感じた。神父の暴力は日に日に苛烈さを増し、ついに9は大怪我を負い、ボランティア団体に保護される。
9は心優しいエヌディア夫妻の養子となる。
夫妻の計らいで私立学校に入学できることになった9は、校内を散策し、そして美術室で、金髪の美しい男子生徒と出会う。それが&だった。
「僕にとって絵を描くという行為は現実の再構築にあたるのだと思う。僕は絵を通じてしか世界を捉えることが出来ない」
&は9に、『Q』と名前をつけ、次第に二人は心を通わせるようになる。
それは、Qが生まれて初めて経験する“愛”だったのかもしれない。
しかしやがて、&の姉を名乗るTの存在によって、Qは二人の間に横たわる真実を知ることになる。身を引き裂かれるような受け止め難い真実の中、Qと&は、二人を奈落の底に落とした真犯人への報復を決意する。
彼らが『残酷な世界』へ向かって吐き出した、究極の答えとは─。

スタッフ

(原作)

小林大輝「Q&A」(幻冬舎刊)

(脚本)

石橋大助

(音楽)

KOSEN

(撮影)

百束尚浩

(美術)

石井哲也

(絵画協力)

髙屋永遠

(プロデュース・監督)

秋山 純

(制作著作)

テレビ朝日