過去の放送

2020年8月30日(日)

番組概要

沢口靖子、出馬!!
この夏は…《マリコ》に代わって
《丸子=まるこ》が日本を救う!?

テレビ朝日で11年ぶり新作ドラマ出演!!
初の代議士役で
秘書・八嶋智人と念願タッグ!

沢口靖子が国会デビュー!?  テレビ朝日で11年ぶり新作ドラマ!

 今年3月、『科捜研の女』の通年放送を見事、“完走”した沢口靖子。なんと、この夏、満を持して政界に進出――!? 「誰もが“笑顔の花”を咲かせられるような国づくり」を公約に、永田町に乗り込みます!
 ――といっても、これはもちろんドラマの中の出来事。『科捜研の女』『西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官シリーズ』など、警察ミステリーの代表作を多く持つ沢口が、いまだかつて演じたことのない新たな役柄に挑戦! 初の代議士役に挑みます。
 沢口がテレビ朝日の新作ドラマに出演するのは、『松本清張生誕100年特別企画 疑惑』(2009年1月/テレビ朝日)以来、約11年ぶりのこととなります。

華道家元にして新人議員!? 可憐なのに頑固一徹なヒロインが国会で大暴走!?

 沢口主演のドラマスペシャル『お花のセンセイ』は、華道家元・鳳丸子(おおとり・まるこ)が国会に殴り込む社会派コメディーミステリー。
 可憐で清廉、日本全国に門下生を持つ丸子は、いわゆる“神輿候補”として衆院選に担ぎ出されました。しかし元来、丸子は困った人々を見捨てることのできないやさしさを持ち、かつ生真面目で頑固な性格…。ひとりの少女から陳情を受けたことをきっかけに、党の重鎮たちの意に反して大暴走! 名作映画『ローマの休日』のアン王女のように純真無垢で世間知らずの丸子が、薄汚れた社会の闇に直面しながらも、“世界一の誠実さ”で突破しようと奮闘していきます。

“マリコ”から、“丸子”へ――! 台本3ページ分!! “政見放送”で決意の演説!

 沢口の代表作といえば、なんといっても『科捜研の女』=“マリコ”ですが、今回の役柄は華道家元にして新人議員の鳳丸子。マリコとまるこ――似ている名前の2人について、沢口は「共通点は2人ともあっけらかんと明るいところでしょうか…。でも、マリコは科学オタクで、自由でフランクで、マイペースで周りを巻き込んでしまう人。丸子は穏やかで落ち着いていて、周りの人に安心感を与えてあげる人です」と感じ取っており、「まったく違う、新たな一面を表現できる役をいただけて、とても感謝しています」と、新たなキャラクターとの出会いを喜んでいます。
 本作では、選挙につきものの“政見放送”も体験! 演説のセリフはなんと台本約3ページにも及びましたが、沢口は「毎日唱えるようにして覚えました」とそのすべてを完璧に頭に入れて、たったひとりカメラに向かって思いの丈を語る…という難しいスピーチシーンをやり遂げました。さらに、丸子は華道家元でもあるため、花を生けるシーンにも挑戦しています!

「沢口さんは何ひとつ変わってない!」 秘書・八嶋智人が16年ぶりタッグに感激!

 そんな型破りな新人議員・丸子の秘書を演じるのは、名バイプレイヤー・八嶋智人。沢口と八嶋は2001年の舞台『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』、大河ドラマ『新選組!』(2004年/NHK)で共演したことがあり、実に約16年ぶりの顔合わせ!
 八嶋は「沢口さんは昔も今も、とにかくキラキラ。先日、部屋を掃除していたら共演した舞台のパンフレットが出てきたのですが、沢口さん、当時と何ひとつ変わってないんですよ! 沢口さんの変わらなさは、内側の清らかさから来るんだなということが今回よくわかりました」と、沢口の変わらぬたたずまいにひたすら感動。「政治の世界で強く、清らかであり続ける丸子は、まさに沢口さんそのもの。沢口さんはお芝居にも誠実に向き合って、何か違いがあれば質問し相談し修正して、さらに前に進んでいく。政治家さんもそういう感覚を保ち続けるのが大切なんじゃないかな、と強く思いました」と、沢口の仕事への真摯な姿勢が丸子と重なって映ったことも打ち明けました。

個性派からレジェンドまで豪華俳優陣も参戦する、社会派コメディーミステリー!

 さらに本作には、コミカルからシリアスまで自由自在にこなす梶原善が、丸子や幸田と衝突しながらも、いつしかブレない丸子の志に心を動かされ、協力する新聞記者役で出演! 
 また、西岡德馬、麿赤兒が、互いにいがみ合う与党の重鎮役で出演。圧倒的な存在感で、老獪な派閥の領袖を怪演! 新人議員・丸子を翻弄していきます。 
 そして、芸能界のレジェンド・伊東四朗が丸子を見守る叔父役で登場。伊東は、前述の舞台『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』をはじめ、沢口とは舞台やドラマで度々共演している間柄。俳優として信頼し合う2人の絆が、ドラマに温かい空気をもたらしています。
 このほか、吉満寛人、伊藤修子ら実力派&個性派キャストが集結し、極上の社会派コメディーミステリーを紡ぎあげていきます。ぜひ放送にご期待ください!

あらすじ

 華道“鳳流”の第4代家元・鳳丸子(沢口靖子)は与党“自由新進党”の幹部・鶴崎仙吾(西岡德馬)の要請を受け、衆院選比例代表候補として出馬。「誰もが笑顔の花を咲かせられる国づくり」を公約に掲げて見事当選! 長年、鶴崎のもとにいたベテラン秘書・幸田光喜(八嶋智人)が指南役につくことになった。
 国民ひとりひとりの声に耳を傾けたいと考えた丸子はある朝、“駅頭”に立って有権者に挨拶するが、そこへランドセルを背負ったひとりの女の子が現れ、「お父さんを助けて」と訴えかけてきた。その少女・ダオ(黒津ロア)によると、ベトナム出身の父・トラン(ファイサ・アンワ)が窃盗容疑で逮捕されてしまったという。父の無実を信じるダオの思いに胸を打たれた丸子は「絶対に力になる」と約束するが、それを聞いた幸田は苦言を呈す。「絶対」は永田町では禁句中の禁句。言質を取られる発言は避け、できる限りあいまいに「善処する」と答えるべきだ、と…。
 しかし、困った人を放っておけない丸子は、ダオのことが気になって仕方がない。根負けした幸田は、友人の新聞記者・福武不二雄(梶原善)に連絡し、トランが逮捕された事件を調べてもらう。すると、トランは大手物流企業でIT技術者として働いていたが、同僚の財布を盗み、目撃した日本人社員にケガを負わせた疑いがかけられていることがわかった。勾留中のトランに面会し、彼の勤務先にも足を運んだ丸子。トラン本人をはじめ、同僚たちが何かを隠しているのを感じ取る。
 だが、一連の丸子の行動が“議連会議を欠席した挙句、視察先で大はしゃぎ”という記事に仕立てられてしまい、世間の非難が集中。しかも、トランの勤務先は鶴崎が国際的貨物会社との業務提携をまとめた企業だったため、面子を潰された鶴崎は立腹してしまう。さらに、鶴崎と対立する重鎮・磯亀金四郎(麿赤兒)の策略により、丸子が追い詰められる事態が起きて…!?