ストーリー

2017年5月14日(日)午前10時~

ミステリー傑作選ドクター彦次郎~塀の中から来た名医!

ドクター彦次郎

 大藪彦次郎(寺島進)は、京都・東山にある小さな医院の医師。屋台のタコ焼き店主から転身した変わりダネで、院長を務める義姉・内倉享子(戸田恵子)の下、急患の知らせがあれば、お手製の “救急自転車”に乗って駆けつける破天荒キャラだが、医者としての腕は確かで、街の人々からは“彦ちゃん”と呼ばれて親しまれている。
 ある日、彦次郎は大学病院に入院中の老婦人・九条さよ(江波杏子)を病室まで迎えに行った。さよは同病院の第一外科准教授・森脇夏彦(池田政典)から余命一年と診断され、生まれ育った家に帰りたいと主張。縁あって、彦次郎が在宅診療を引き受けることになったのだ。
 その大学病院で、彦次郎は懐かしい顔に再会する。かつて彦次郎がタコ焼きを習った恩人・殿山鉄二(小野武彦)の娘・葉月(中島亜梨沙)で、葉月は看護師となってこの大学病院で働いているという。だが、葉月と森脇の不倫を伝える怪文書が突然、病院の掲示板にはり出されたからビックリする。現在、大学病院では次期外科部長を決める教授選を控えており、第一外科の准教授である森脇と、第二外科の准教授である野口伸介(野田晋市)が対立。互いの陣営が怪文書を次々に出し合っていたのだ。
 葉月は森脇との不倫は事実無根だと言い、さよが在宅療養を選んだのも、この教授選が影響していると話す。実は、大学病院の創始者はさよの祖父で、現理事長の洋一郎(瀬川亮)もさよの息子であるため、病室には双方の陣営からの見舞いが絶えず、さよはそんな状況をうるさく思ったのではないかというのだ。
 しかし、診察をはじめてすぐ、さよは彦次郎の無礼な物言いに激怒。彦次郎はあっという間にクビを言い渡されてしまう。
 そんな中、彦次郎の馴染みの女将・小川志乃(黒谷友香)の旅館に宿泊していた医療機器会社営業部長・芹沢大介(國本鍾建)が殺害される事件が起きた!芹沢は森脇のライバル・野口を支援しており、教授選の裏工作を一手に引き受けていた男だった。
 捜査をはじめた京都府警捜査一課刑事・後白河孝麿(宇梶剛士)は、芹沢が死の直前に葉月と会っていた事実を突き止め、彼女を連行する。葉月は芹沢に待ち伏せされたことを打ち明け、会ってすぐに別れたと主張するが、芹沢といったいどんな会話を交わしたのかについては固く口を閉ざす。その後、さらなる事件も発生!背後に大学病院の医療ミスが関わっていることを知った彦次郎は医師としての視点から、驚きの真相にたどり着いて…!?

脚本
安井国穂
監督
吉田啓一郎
音楽
堀向直之、高橋哲也
プロデューサー
関拓也(テレビ朝日)、榎本美華(東映)
出演
  • 大藪彦次郎
    寺島 進
  • 内倉享子
    戸田恵子
  • 後白河孝麿
    宇梶剛士
  • 小川志乃
    黒谷友香
  • 後白河静子
    鷲尾真知子
  • 殿山鉄二
    小野武彦
  • 殿山葉月
    中島亜梨沙
  • 九条さよ
    江波杏子
  • 森脇夏彦
    池田政典
  • 柳本塔子
    舟木 幸
  • ほか