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4月5日(日)

『亡き父の、釜揚げうどん』

澤田 純也さん

純也さんのお父さんは、手打ちうどん店を営んでいました。
今でも実家に尋ねてくれる当時のお客さんに会うと、地域に愛されていた父親の面影を感じて、自営業になって自分を育ててくれたことを感謝しているそうです。
お店をやっていた当時は、お母さんとお兄さんがお店を手伝っていて、お兄さんがよくお父さんのうどんの作り方を純也さんにも教えてくれました。
お父さんのことを想う時、そこにはうどんがあり、兄弟でうどんを打つことがある今も、お父さんを思い出すと言います。そして桶に入った温かい釜揚げうどんを、みんなで囲み箸を取る姿が、一番の家族の食の思い出なのだと純也さんは言います。