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4月29日(日)
『おやじの目玉焼き』
原 啓介さん
小学4年生の頃、運悪くお昼間近に先生から怒られて給食を食べ損ねた原さん。
空きっ腹のまま家に帰るとお父さんだけがいました。
お父さんは何も言わず台所に立ち、目玉焼きと餃子、味噌汁を作ってくれました。
どうやら先生がお昼を食べ損ねたことを電話したみたいです。
夢中でごはんを食べているといつしか涙が出て来て止まりませんでした。
今でもその頃の記憶は鮮明に憶えていて、一人暮らしの部屋で食べる目玉焼きごはんはまさにあの時そのものの味。
半熟の出来栄えに満足しながらお父さんを思い出すのでした。