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4月8日(日)

『親孝行は鯛のあら煮』

勝木 友香さん

勝木さんのお父さんは娘に甘く、口うるさい方ではありませんでした。
唯一よく言われてきたのが「食べ物を粗末にしてはいけない」ということ。
お父さんは5人兄弟で、父親を早くに亡くし、母親が懸命に育ててくれました。
1匹の魚を兄弟で分け合う時、1番上の兄が頭から。
お父さんは末っ子で、いつでも尻尾を食べていたそうです。
その頃の思いからか、魚は骨だけを残し、とてもきれいに平らげます。
そんなお父さんの大好物は、魚のあら煮。
勝木さんはスーパーであらを見つけるとお父さんを思い出し、
必ずと言っていいほど、手を伸ばしてしまうそうです。