『とんかつを引き立てる、脇役の思い出』

佐伯 友子さん

佐伯さんの家族はとんかつが大好物!
小学校教師の佐伯さんは、とんかつを揚げるたびにある教え子のことを思い出します。
家庭訪問での出来事…
男子児童が台所で一生懸命、キャベツを切っていました。
「手作りのお漬物を出したら先生が美味しそうに食べた」と他の生徒から聞いた彼は、先生が来たら、「自分の手作りでもてなしたい」、ととっさに思ったそうです。
とても上手とは言えない千切りキャベツ。
だけどその気持ちが何より嬉しくて。
今でもとんかつを作るたび、その時のことを思い出します。