珍百景コレクション

2018年7月5日
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【珍百景No.2436】「不思議なおしゃぶり犬」長崎県南島原市
★長崎文化放送
野中さんご一家の愛犬ショコラ(15歳)は、他のご家族の指には全く興味を示さないのに、なぜか翔太さん(24歳)の人差し指は熱心にしゃぶる。
長い時には1時間ほどもしゃぶり続けるというショコラは、専門家によれば翔太さんのことを母親だと思い、人差し指をおっぱい代わりにしているのではないかとのこと。
【珍百景No.2437】「刺激が大好きなネコ」神奈川県相模原市
★テレビ朝日
後藤さんご家族の愛猫は扇風機の回っている羽をペロペロ舐める。
扇風機を止めると去っていくが、回すとまたすぐに寄ってきてしまうため、ご家族は暑くても扇風機が回せなくて困っているのだとか。
【珍百景No.2438】「小さな村に最先端の小学校」奈良県御杖村
★ABCテレビ
小さな村にある御杖村立御杖小学校は最先端のドーム型校舎!
玄関を入ってすぐ、校舎の中心には体育館があり、それを囲うようにして教室、音楽室や図書館、職員室などの施設がある。
1学年1クラスで全校児童23人だが、パソコン20台を備える丸いAVルームや、星座観測のための空間など設備は最先端。
子どもたちに創造性のある校舎で学んでほしいと、20年前に有名建築家に設計を依頼してドーム型校舎に建て替えたのだとか。
ただ丸型の校舎に慣れていない人は船酔いすることがあるそう。
【珍百景No.2439】「呼べば必ず現れる野生の鳥」茨城県水戸市
★テレビ朝日
髙野勉さん(72歳)が山に入って「お〜い」と呼びかけると、日本固有種の貴重な鳥・ヤマドリが寄ってくる。
専門家によるとヤマドリはとても警戒心が強く人前にあまり現れないそうで、これは極めて珍しい光景なのだとか。
ヤマドリに「大井ピー子」と名付けかわいがっている髙野さんだが、
寄ってきたヤマドリは髙野さんに攻撃しているように見える…。
専門家いわく、ヤマドリには大きな物音や目立った存在を攻撃対象とみなす習性があり、髙野さんは侵入者と認識されている可能性があるとのこと。
【珍百景No.2440】「これが世界を救う!?日本の技術」福岡県福岡市
★九州朝日放送
福岡大学の片隅にある、ゴミバケツを加工した不思議な装置。
これは吉村之仁先生が開発した、汚水をキレイにする「ECO FAN」。
半分に切った上部のゴミバケツが風車の役割をし、汚水の中に沈めた扇風機の羽を回して水をかき混ぜ、汚水の中に酸素を送り込んで微生物を活性化させ、汚水を浄化する作用が働く仕組み。
途上国などではそのまま川に流すことが多いゴミ処理の際に出た汚水を少しでもキレイにするために開発されたそうで、材料のゴミバケツ・扇風機の羽・自転車の車輪などは途上国でも簡単に手に入るものばかり。しかも2時間程度で簡単に作れるので導入しやすいのが特徴。
現在、中国・タイ・マレーシア・パラオ・ブルネイ・ベトナム・ケニアで実際に使用されており、今後はもっと多くの国で運用する予定だそう。
【珍百景No.2441】「日本でここだけ!?歴史と伝統の看板」広島県尾道市
★広島ホームテレビ
「ろ」とだけ書かれた看板を掲げる謎のお店。
この「ろ」は舟を漕ぐための「櫓」のこと。ここは、おそらく日本で唯一の明治時代創業の櫓を製造販売する専門店。
櫓はカシの木を先が細くなるように削り、別の板と角度をつけて繋ぎ合わせて作る。3代目のご主人・瀬尾豊明さんいわくこの角度が深すぎても浅すぎても良くないそうで職人の技量が出る部分なのだとか。
瀬尾さんが1年間に制作する櫓は20〜30本。
1本の櫓を作るのに3年を要し、1本5〜15万円ほどで販売されている。
ここで作られた櫓は東京・矢切の渡し、岐阜・鵜飼いなど、全国で使われているそう。
【珍百景No.2442】「地域の争いを止めた珍百景」富山県魚津市
MV珍 祝!ご当地珍百景日本一
★北陸朝日放送
その昔、同じ川から田んぼの水を引いていた3つの地区では水を巡る争いが絶えなかったという。その争いを収めるために昭和30年(1955年)に完成したのが円筒分水槽。
この分水槽は、水面に高低差があれば水は低い方へ自然と流れ続けるというサイフォンの原理を応用して水が豊かな上流から水を引いており、電力などのエネルギーを使うことなく3つの集落に均等に水を分け続けているのだとか。
円筒分水槽のおかげで集落の喧嘩は無くなり、仲良くなったそう。
【珍百景No.2443】「長い年月をかけた壮大なお庭」愛媛県松山市
★愛媛朝日テレビ
閑静な住宅街に建つ普通の民家の庭の人目につかない場所に、
結構な大きさの本格的な手作りの城がある。
今は亡きご主人が実際の城に足を運んで研究しながら、50年かけて細部にまでこだわって作り上げたこの城は、石垣もわざわざ適した石を探して崩れないように積み上げたというオリジナルデザインの城。
現在の家を建てる前は敷地いっぱいに巨大な城が広がり、お堀に鯉まで泳いでいたというが、現在は隣家の2階からしか全貌を見ることができないのだとか。
【珍百景No.2444】「誰もが行けるのに命がけの登山道」長野県長野市戸隠
★長野朝日放送
参道が約2kmもある戸隠神社 奥社のすぐ脇の登山口から入山する戸隠山(標高1904m)の登山道。誰もが入れる山とは思えないほど険しい山道を登った先に、踏み外したら即アウトの「蟻の塔渡り」がある。
左右が絶壁になっている幅約50cmの細道が30m以上も続く「蟻の塔渡り」は、年々風化して道幅がどんどん細くなっているのだとか。
四つん這いになって渡るしかなく、その姿が蟻のように見えるということで「蟻の塔渡り」と呼ばれるようになったこの場所には、登山者カードを提出すれば基本的には誰でも行くことができるが、転落事故が多い場所なので自己責任で十分な注意が必要。
専門ガイドの同行とロープなどで安全確保して登ることを推奨します。
また、冬季は積雪が多く登山できる時期は1年のうちでも限られ、雨天時は岩場が滑りやすくなっているので大変危険です。
【珍百景No.2445】「大量に生んだ神業が夢を叶えた」岩手県野田村
★岩手朝日テレビ
8年前は漁師の深渡栄一さんが作った約500体の木彫りの魚で埋め尽くされていた家(2010年11月24日O.A. )から作品が消えた…。
というのも、深渡さんが長年の夢を叶えて木彫りの魚の水族館をオープンしたから。
深渡さんが30年彫り続けた海の生き物は現在900体以上にものぼり、水族館ではお客さんを飽きさせないように入れ替えながら常時400体を展示している。入館料は大人1000円、子ども500円。
【珍百景No.2446】「世界一長い髪の女子高生」鹿児島県出水市
★鹿児島放送
18歳の川原華唯都さん(高3)は、生まれてから一度も髪を切ったことがないそうで、18年3カ月かけて伸ばした髪の長さは約1m56cm。
今年3月には世界一髪が長い10代としてギネス世界記録(R)にも認定された。
華唯都さんの髪を洗うのはお母さんの役目で、洗った髪をドライヤーで乾かすのはお父さん。髪を乾かしている間は父娘のコミュニケーションの絶好の機会になるとお父さんも嬉しそう。
華唯都さんは、もしも髪を切ったら医療用のカツラとして役立ててもらいたいと考えているという。
【珍百景No.2447】「こんな生活できる!?憧れの離島」鹿児島県十島村宝島
★鹿児島放送
鹿児島港から週2便のフェリーで12〜13時間かかる宝島。
お店は営業時間が朝1時間・夕方2時間の商店が1つだけ、
診療所も1つで、歯医者は年に4回巡回バスが回ってくる。
美容室はなくて、交番は近くの中之島にあるだけ。
郵便物は各戸に届くが宅配物は港までしか届けてもらえないので、荷物はフェリーの時間に合わせて港まで取りに行くしかない。
そんな不便な宝島だが、島民135人のうち約3割の34人が移住者!
移住者の多くは「不便さ」を楽しんでいると語り、中には何もない環境を逆手にとって新規ビジネスを始めたという人も。
また、宝島では出生祝金として第1子30万円、第2子40万円、第3子40万円、第4子以降は100万円が贈られ、例えば移住前に3人の子どもがいても、島で4人目が生まれれば100万円がもらえるのだとか。
【珍百景No.2448】「神様と触れ合う島民の生活の珍百景」沖縄県南城市久高島
★琉球朝日放送
世界遺産の斎場御嶽から臨める久高島は、その昔カベール岬に琉球の始祖神アマミキヨが降臨したことから「神の島」と呼ばれる島。
島内は神域と人間の住む地域で分かれていて、人が住んでいいのは南だけ。島の北側は神の領域なので建物を建ててはいけないそう。
島の土地は神様からお借りしているものという考えから個人の私有地というものはなく、土地は昔から平等に分割しているという。
また、石や木、土に至るまで島のものは全て神のものという考えから、自然の物を島外に持ち出してはいけない、神の使いであるイラブー(ウミヘビ)は決まった時期に決まった人がとるなどの掟もある。
島のいたる所に祈りの場所が設けられており、神女(儀式をとり行う選ばれた女性)以外は立ち入り禁止とする場所も多い。
神女は満70歳で引退するが、島の女性が神女になるために12年に1度行われていたイザイホーという神聖な儀式は高齢化による後継者不足で40年も前から途絶えてしまっているという。
それでも「神の島」として今でも年間30以上の神事を行っていて、島民は日々祈りを捧げるなど日常生活に神様が浸透している。
【珍百景No.2449】「世界農業遺産に認定された老夫婦の農作業」徳島県つるぎ町
★ABCテレビ
西岡田治豈さん(77歳)・節子さん(70歳)ご夫婦が行う、35〜40度もの斜面で段々畑のような平らな部分を造らずに傾斜のままの畑で栽培する農法が「傾斜地農耕システム」として今年3月、未来に伝えたい農業を国連が選定する世界農業遺産に認定された。傾斜を利用した畑は日当たりと風通しがよくなり、作物の栽培に適しているという。
この農法を長年続けて慣れているので苦労はないとご夫婦は言うが、斜面を滑り落ちる土を上に戻す作業はやっぱり大変なのだとか。
【珍百景No.2450】「4代続く大仏」福島県相馬市
★福島放送
切り開いた山の崖に彫られた高さ約30mの巨大な仏像。
明治時代、破壊された仏像を見た仏師(仏像彫り師)の荒嘉明さんは、簡単には壊せない大きな仏像を作ろうと、100尺(約30m)の山を切り開いて仏像を作る計画を昭和5年にスタート。30年の歳月をかけて約27mの仏像の上半身を作るも、完成を待たずに亡くなった。
そこで嘉明さんの遺志を引き継いだのが息子の保彦さん。
しかし制作開始から40年が経ち、もろい岩盤は崩れ始めていた。そこで保彦さんは仏像を後世に遺せるようコンクリートで補強することに。
結局、生涯修復に徹した保彦さんだが、仏像完成にかける思いは息子の嘉道さんが引き継いだ。
嘉道さんは自分には仏師の才能はないと判断し、代わりにこの場所を観光地にして制作資金を集めることを決意。商売上手な嘉道さんの手腕でみごと名所となるも、嘉道さんも志半ばで斃れる。
その後を継いだ4代目が現在の管理者である荒陽之輔さん。
陽之輔さんは、参拝料などを資金の足しにして仏像制作開始から100周年となる13年後には親子4代の悲願の仏像を完成させたいと語る。
現在、仏像は庭園から見ることができるが、崩落の危険があるので近寄ることはできない。また裏山は整備中で一般公開はしていないそう。
「思いのままに動くニワトリ」沖縄県国頭郡今帰仁村
★琉球朝日放送
定年後、陶芸工房あみすくで作品作りに励む宮城春信さん(75歳)が広い敷地内で趣味で飼っている30羽ほどのニワトリは、春信さんの指笛で小屋から出て春信さんに駆け寄り、鈴の音で小屋に戻る。
小さな頃から生き物が好きな春信さんは、ニワトリが自由に動けるようにと基本的には放し飼いにしているそうで、ニワトリが小さい頃から何度も繰り返していたら自然と合図で動くようになったのだとか。
「この目で見たい野生動物の群れ」北海道えりも町
★北海道テレビ
沖合の岩礁でくつろぐ約1000頭の野生のアザラシの群れ。
襟裳岬周辺は日本最大のゼニガタアザラシの生息地なのだという。
ただし、可愛いアザラシの大群も地元の漁師さんにとっては
獲物の鮭を食べるちょっと困った存在なのだとか。
「カーブミラーに浮かぶ女性の顔」静岡県浜松市
★静岡朝日テレビ
夕方、住宅街のカーブミラーに浮かび上がる女性の姿…。
午前中はただのカーブミラーなのに、夕方になると女性の姿が現れ、さらに時間が経つにつれその姿がどんどんハッキリしていく。
おそらく、カーブミラーの汚れが光の角度によって女性に見えるのではないかと思われる。
「工場に置かれている謎の日本人形」静岡県浜松市
★静岡朝日テレビ
工場の敷地内にポツンと置かれた日本人形…。
工場の方によると、半年ほど前、知らぬ間に置かれたものだが
不気味なのでそのまま放置しているのだとか。

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