珍百景コレクション
【珍百景No.2427】「30年間近く毎年フクロウのヒナが来る民家」広島県神石高原町 | |
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見永豊子さん(88歳)のお宅には、毎年春も近づく2月頃になるとフクロウがやってきて卵を産む。 本来野生のフクロウは、ヒナが飛べるようになるまで約1カ月間は親鳥が面倒を見るものだが、見永さんのお宅に来るフクロウは屋根裏で子を産むと2週間ほどでヒナを残して去ってしまうのだとか。 残されたヒナが屋根裏部屋から降りてくるので、見永さんは毎年そのヒナを野生に返すため保護している。 フクロウのヒナが来るようになって27年目になる今年、見永さんのお宅を訪ねてみるも、ヒナの姿はどこにもない…。 実は2年ほど前から屋根裏にイタチが入ってヒナを襲うようになったそうで、今年も2月に親フクロウは来てはいたが、ヒナは降りてこなかったのだとか。 しかし、最近では夏になると親フクロウが見永さんの元に遊びに来てくれるようになったそう。 ※見永さんは地元の観光協会の協力のもと、自宅の屋根裏に巣作りしたフクロウのヒナを野生に返すため保護していました |
【珍百景No.2428】「山奥にルーヴル美術館」三重県津市 | |
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山奥にある「ルーブル彫刻美術館」は、パリのルーヴル美術館から公認されたという姉妹館。 館内には、パリのルーヴル美術館にある彫刻作品から直接型どりされた、精巧な復刻作品が展示されている。 現館長・竹川規清さん(56歳)の父で住職だった先代が、約40年前にパリのルーヴル美術館を訪れた際、ミロのヴィーナスにいたく感動したそうで、ルーヴル美術館の作品を日本人にも見せたいと直談判を続け、17回目の訪問で当時のルーヴル美術館の館長さんの許可を得ることに成功。1987年にお寺の敷地内にルーヴル美術館の姉妹館として「ルーブル彫刻美術館」を設立したそう。 入館料は1500円。閑散期にはほぼ貸切状態で鑑賞できるという。 |
【珍百景No.2429】「不気味すぎる飛び出し注意」兵庫県姫路市安富町 | |
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飛び出し注意の看板の顔が黒ずみ、ホラーのようになっている! 長い間雨風にさらされているうちに、髪の部分のペンキがにじんでこのように不気味な姿になってしまったよう。 |
【珍百景No.2430】「うらやましい小学校の給食」愛媛県松山市怒和島 | |
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全校児童6人の怒和小学校には、複式学級(違う学年が同じ教室で同時に授業)や、隣の島の学校とのインターネットでの共同授業、さらに海で行う水泳の授業や、島の特産品でもある砂で育てる玉ネギの栽培など、島ならではの授業がある。 そんな怒和小学校で毎週水曜日に行われているのが、一列に並んで海を眺めながら、カラマンダリンや坊ちゃんシマアワビなどの島の特産品がふんだんに使われた給食を食べる「海テラス給食」。 島の良さを子どもたちに伝えたいと10年前から始まったそう。 |
【珍百景No.2431】「田舎ならではの英語勉強法」岡山県倉敷市 | |
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小さな頃から英語が大好きだという小学4年生の川上拓土くん(10歳)は、英語の上達のために休みの日は観光地で「I am TAKUTO. Please feel free to talk to me in English!(僕はたくと。どうぞ気軽に英語で話しかけてね)」「I want to improve my English so please talk to me in English.(僕は英語が上達したい。だからどうか英語で話しかけてね)」と書いた服を着て外国人観光客に積極的に英語で話しかけている。 物心つく前から英語に触れていたという拓土くん。せっかくの英語を実践で使いたいと、お出かけの時に外国人観光客に話しかけたところ、それ以降英語がメキメキ上達して小学2年生の時に英検2級に合格したのだとか。 拓土くんの将来の夢はauthor(作家)になることだそう。 |
【珍百景No.2432】「犬を飼ってはいけない謎の島」佐賀県唐津市 | |
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加唐島にはネコやイノシシはいても犬は一匹もいないという。 お年寄りの方に聞いても理由はわからなかったが、犬を飼うと災いが起きるとも伝えられているのだとか…。 とはいえ犬の入島が禁止されているわけではないので、観光客が犬を連れて遊びに行っても歓迎してもらえる。 ちなみに、ネコよりも多く生息しているというイノシシは元々この島にはいなかった動物。海を泳いで島に渡ってきたのだとか。 |
【珍百景No.2433】「水が流れる川の中に生活の道路」千葉県大多喜町 | |
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大量の水が流れる川の中を水をかき分けながら通る道路。 川が増水しているわけではなく、常にこの状態だという道をつっきった先は集落からの離れ小島になっている田んぼ地帯。 集落から離れ小島に行くために橋をかけても川の増水で流されてしまうため、川の中に「洗い越し」という農道を整備したそう。 ちなみに、この道は地元の車両以外は通行禁止となっている。 |
【珍百景No.2434】「山奥で自給自足生活を送る大家族」広島県三原市 | |
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ガスも水道もない山の中腹で暮らす坂本さんご家族は、両親と6人兄妹の8人家族。資源エネルギーに頼らず環境問題に取り組むというお父さんの方針でこの地で稲作と養豚をして暮らしている。 ガスが通っていないので薪で火をおこして炊事や風呂炊きをし、水道が通っていないので生活水には井戸水を使っている。 電気はあるが家には冷蔵庫・エアコン・テレビを置いておらず、食材の長期保存はできないので、基本的にその日採れたものだけを食べる自給自足の生活なのだとか。 小学5年生の長男を筆頭に、兄妹は全員積極的にお手伝いをして大自然の中でみんなで協力して日々の生活を送っている。 |
【珍百景No.2435】「小さな離島に予約殺到の高級レストラン」佐賀県唐津市 | |
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島民50人ほどが暮らす小さな離島・松島の、普通の民家で営業している高級イタリアンレストラン「リストランテマツシマ」は、1日1組限定の完全予約制で、ランチタイムのみの営業。 「島の食材を使った料理で過疎化の島を活性化したい」というシェフの思いに賛同するご家族みんなが食材の調達に協力的で、86歳になるおばあちゃんが育てた野菜や採取した島の食材、海士をしている父や弟が調達した魚介などをふんだんに使ったイタリアンフルコース9800円(サービス料・税込)はお客さんにも大好評! かなり先まで予約が埋まっているのだとか。 |