珍百景コレクション
【珍百景No.1909】「古くからの言い伝えを守る集落」三重県熊野市飛鳥町 | |
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わずか11軒が暮らす平地区では300年前の言い伝えを 守ってつい最近までキュウリ作りを禁止していたという。 その言い伝えとは、300年ほど前の江戸時代のこと。 平地区では気候を生かしたキュウリ作りが盛んで 子供たちのおやつはもちろん牛にまでキュウリを食べさせ、 食べ残したヘタを川に捨てていたという。 しかしある時から、川原に放牧していた牛を カッパがおぼれさせるという事件が度々起こるようになった。 カッパは、大好物のキュウリを牛にまで食べさせておきながら 川にはヘタばかり投げ入れることに怒っていたのだという。 それを知った村人は、今後村ではキュウリを作らないと約束し、 以来250年以上約束を守ってキュウリ作りを禁止していたそう。 しかし今から約30年前、せっかくキュウリの栽培に適した 土地なのだからキュウリを作らないともったいないということで、 川のほとりにカッパの石碑を建て カッパの許しを得てキュウリを作るようになったそう。 |
【珍百景No.1910】「たった一人で作った花のトンネル」福岡県北九州市 | |
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当時60歳間近だった男性が30年かけて作り上げたという 藤の花でできた100mほどの幻想的な花のトンネル。 このトンネルを作った樋口正男さんは、生きてきた証を 残したいという思いから、59歳の頃に裏山を開拓し始め 切り開いた場所に骨組みを制作し、周りに藤を植えて 30年かけてこの藤のトンネルを作り上げたという。 毎年4月下旬から5月上旬が見ごろだそうです。 こちらの河内藤園(かわちふじえん)では、見頃の時期、 季節により入園料が300〜1000円と異なるそうです。 |
【珍百景No.1911】「家族のために38年間も書いたもの」北海道恵庭市 | |
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山田義廣さん・トヨ子さんご夫婦は、 子供たちとのコミュニケーションを図るために始めた 家族新聞「だんらん」を38年書き続けている。 山田家は子供たちが小学生の頃から、ご主人は自衛隊員、 奥さまは会社勤めという共働きの生活を送っていたため、 このままでは会話のない家族になってしまうのではと思い、 子供たちとの会話のきっかけを作るために 家庭内のささいな出来事を記事にした家庭新聞「だんらん」を 週に1度のペースで作るようになったそう。 昭和50年に書き始め、今では700号を超える新聞には、 当時流行ったものやおもちゃ、社会情勢などが描かれている。 山田さんご夫婦は子供たちが独立した現在も 月に1度のペースで「だんらん」を書き続けていて、 今では孫たちが自分の記事を載せてもらうために ひんぱんに訪ねてくるようになったという。 |
【珍百景No.1912】「割れない?生タマゴ」大阪府大阪市淀川区 | |
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★福田晃大さん(19歳) | |
普通の生卵なのに、 手のひらで包むように握ると どんなに力を入れて握っても割れない。 これには様々な要因があり、 物理学の専門家によると、タマゴのように液体状のものが 密閉空間にあると、外からの力では体積が縮まらないという 性質があるため、手のひらで包み面で力をかけると 周りから圧力が均等にかかり、中からも同じ力で 押し返されるため、割れにくくなるそう。 運動学の専門家によると、タマゴを手のひらで握る行為は 力を発揮しにくい行為で、手を握ったままだと 瞬発力を発揮しづらいため、割れにくくなるそう。 心理学の専門家によると、人間にはある行動が どのような結果を生み出すかを予期・予見する予期機能があり、 タマゴを強く握ると割れてしまうかもということを想像して 無意識のうちに割れないようにブレーキをかけているため、 タマゴが割れにくくなるそう。 ※絶対に割れないわけではないのでご注意ください。 |
【珍百景No.1913】「意外すぎる野球チーム」大阪府大阪市 | |
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平均年齢80歳の元女子プロ野球選手のおばあちゃんたちが 作った野球チーム「大阪シルバーシスターズ」。 1950年、日本女子野球連盟が発足し、 全国に16の女子プロチームが存在したという。 入団するには野球の腕前もさることながら、容姿端麗で あることも重要だったそうで、全国各地に遠征しては アマチュア男性チームなどと試合をおこなっていたそう。 しかし、給料は一部のトップ選手のみしかもらえず 続けることを断念する選手も多くおり、 さらに経営不振で多くのチームが解散していったという。 だが、おばあちゃんたちの中には「まだやり残したことがある」 「まだまだやれる」という思いが残っていたため、 8年前に大阪シルバーシスターズを結成したそう。 |
【珍百景No.1914】「海の上に立つ謎の人物」鹿児島県鹿児島市 | |
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★内村直子さん | |
平日の午前中、錦江湾の沖合で海の上に立って なわ跳びやヌンチャクをする謎の人物…。 これは、大き目のサーフボードに乗り、オールで 漕いで水上を進むサップというスポーツの光景。 なわ跳びやヌンチャクをしていた人物は消防士で、ボードの上 という不安定な状態で運動することで体幹を鍛えていたそう。 |
「駐車場に埋められた謎をとけ!」長野県松本市 | |
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★辻雄斗さん(中学1年生) | |
駐車場の片隅に胸から下が土に埋まった女性像がある! 駐車場の持ち主に伺ったところ、像の下半身が土に 埋まっているのではなく、胸像が土の上に乗っていただけ。 この像は駐車場の持ち主のお宅の娘さんが大学時代に 土で作ったもので、家の中に置いておくと邪魔になるため そのうち雨で溶けるだろうと3年前から駐車場に 置いてあるそうだが、素焼きなので溶けなかったのだとか。 |
「ミスマッチなラーメン店」福岡県うきは市 | |
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★高倉範光さん | |
江戸時代の町並みが残る筑後吉井地区に 「南米ペルー軒」という名前のラーメン店がある。 店名からすると新しい味のラーメンが食べられるのでは… と思いきや、南米ペルー軒のラーメンは オーソドックスなとんこつラーメンだった…。 戦前、店主のお義父さんがペルーへ移住して生活していたため、 帰国後に開いた店に「ペルー軒」と名付けたそう。 |
「怪しい金と銀の巨大な顔」京都府京丹波町 | |
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★山内廣子さん | |
のどかな田園地帯で金と銀の顔のようなオブジェを発見! これは、夫婦揃って芸術家の大西治さん・雅子さんご夫婦の 作品で、一方には車輪付きのイスが、もう一方には 一輪車が付いていて、鉄骨のアームの両端に取り付けると 自走する「気持ち観測衛星-SORA1号」という芸術作品。 2年前、芸術祭に出展するために作ったのだとか。 |
「粘着シートが好きなのに…困る犬」岡山県岡山市南区 | |
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平野さんご夫婦の愛犬・かりんちゃんは、粘着シートが 大好きなようで、自ら体をこすりつけるのだが、体にシートが つくと気になるようで、はがそうと必死になってもがく。 それを何度も繰り返すかりんちゃんの様子をムツゴロウさんに 見てもらったところ、これは周りに自分と同じニオイを つけたいという犬の本能によるニオイつけ行動によるもので、 かりんちゃんは粘着シートのニオイに反応しているのだそうです。 |
「激しいヤギ」千葉県野田市 | |
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★荻本陽子さん | |
「清水公園ポニー牧場」のヤギがエサをもらう時に 階段に足をかけて寄りかかる様子を 「仁王立ちになっている」と主張する投稿者でした…。 |
「熊本県のウソスズキ」熊本県熊本市 | |
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居酒屋「酒湊」の店長は「ウソスズキ」という名札をつけ、 見た目もしゃべり方もウド鈴木そっくり! ウドの大ファンだというウソスズキこと井出努さんは 3年前からウド鈴木をマネて普段もこの恰好で歩いているそう。 |
【珍百景な大会に挑戦!】
「しゃく投げ大会」兵庫県香美町小代区 | |
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春から初夏にかけ、しゃくなげが咲き誇る全国石楠花公園で 開催される「全日本しゃく投げ競技大会」。 花の「しゃくなげ」と「ひしゃく投げ」をかけたダジャレで始まったというこの大会は、しゃくなげをイメージしてペイントされた ひしゃくを1人2投ずつ投げ、飛距離を競う大会で、 優勝者には地元のお米30キロがプレゼントされる。 この大会に元巨人軍エース槙原寛己が参戦! 今回の参加者は子供から大人まで103名。 気合十分で挑んだ槙原だが、 結果は24m62cmで残念ながら3位に終わった…。 |