2008年8月27日
【珍百景No.235】
「ダムの守り神」
大阪府河内長野市滝畑
★投稿者:川見真紀子さん(32歳・主婦)
山あいの町にある滝畑ダムの周りを取り囲む
断崖絶壁に描かれた巨大なお地蔵様と観音様壁画。
人を寄せ付けない険しい断崖絶壁に彫られたこの壁画は、
約80年前、河内長野の郵便局長が10キロ程の距離を
自転車で通い、6年の歳月をかけて完成させたもの。
地元の人からは「ダムの神様」として崇められている
この壁画だが、彫った目的や手段は謎に包まれたままだ。
【珍百景No.236】
「手作りの立体駐車場」
東京都練馬区東大泉
★投稿者:黒田恵さん(25歳・銀行員)
木製の台の上に駐車している1台の車…。
木を組み合わせた手作りのスロープを登り
車幅ギリギリの駐車スペースにバックで駐車…
相当の運転テクニックが必要に見えるが、
幅ギリギリなため、脱輪の心配は無いのだとか。
この駐車場の作成者は現代彫刻家・横山大観さん。
横山さんのお宅は私道の奥なので
私道の入り口に駐車することになるのだが、
道幅が2m程なので駐車すると出入りが困難になるため
10年前に廃材を使ってこの立体駐車場を作ったのだそう。
【珍百景No.237】
「ど派手な農作業」
熊本県山鹿市
★投稿者:K.T.さん(会社員)
農業の盛んな町で着物姿でトラクターを操る女性を発見!
この女性は日舞を教えているという森陽子さん。
日舞のお稽古の合間に農作業をしているため、
着物姿のままで米作りをしているのだという。
自宅と所有する水田とを行ったりきたりする
忙しい毎日を送っている81歳の森さんだが、
「踊りを教えることも楽しいし、農作業も楽しい」と
充実している様子です。
【珍百景No.238】
「悪人顔が大集合!」
大阪府寝屋川市早子町
★投稿者:前川さん(33歳・会社員)
多くの人が行き来する商店街で見られる
いかつい顔のマネキンがズラリと並んだこの光景…。
ドレッドヘアに角刈り、そしてヒゲとサングラスと、
少々近寄りがたいこのマネキンたちが見られるのは
「メンズショップ イシイ」という男性服専門店。
パンチパーマ姿の店長いわく、インパクトを与えるために
自分と雰囲気の似たマネキンを置いているのだそう。
マネキンを変えてから売り上げも若干上がったとか…。
【珍百景No.239】
「魚のスーパーアイドル」
愛媛県今治市大島
★投稿者:山本さん(25歳・事務職)
漁業が盛んな町のみやげもの屋「よしうみいきいき館」の
中央に設置されたいけすで元気に泳ぐコブダイの
コロちゃんの名前を呼ぶと…コロちゃんが寄ってきて
チャームポイントのコブを触らせてくれる。
このコロちゃん、元は鍋用に仕入れたのだが
予約がキャンセルになったため、名前を付けて
かわいがっていたところ、すっかり懐き、
名前を呼ぶと近寄ってくるようになったのだそう。
【珍百景No.240】
「リアルなどこでもドア」
愛知県名古屋市千種区
★投稿者:出口隆久さん(公務員)
名門「名古屋大学」の構内にたたずむ1枚のドア…。
まさかあの“どこでもドア”が現実のものに!?
回り込むと、わずかな奥行きが確認できるこのドア、
学生たちも存在すら知らなかったというその正体は…
隣接する野外ステージで使用するための
電源設備を保護するために建てられたものでした。
【珍百景No.241】
「チャーハンだらけの店」
京都府京都市中京区
★投稿者:北村さん(28歳・出版社勤務)
外見はいたって普通の中華料理店
「チャーミングチャーハン」のメニューを見ると…
麺類はおろか、ご飯類に至るまで、
全ての商品に「チャーハン付」の文字が!!
試しに焼飯チャーハン付きを頼んでみると…
全く同じチャーハンが2つとスープ1杯が目の前に!
店長によると、「チャーハン2つ」と頼むよりも
インパクトがあるため、このようなメニューにしたそう。
【珍百景No.242】
「傾いた会社」
大阪府八尾市跡部北の町
★投稿者:S.Y.さん(ライター)
見事なまでに斜めに建てられているこちらの建物は
「吉村金属工業」という照明器具を製作する会社。
自分の会社から新しい文化を発信しようと、
太陽に向かうイメージでこのような形にしたのだそう。
内部を見てみると、工場部分の1階はごく普通なようだが
外から見ると完全に斜めになっている2階は…
なんと全く斜めな所のない平らなスペースになっている。
実は、床を2段にすることで平らにしているのだ。
この2階部分は芸術家の卵に無料で貸し出しているそう。
【珍百景No.243】
「空中に浮かんだ木」
兵庫県神戸市東灘区
★投稿者:S.G.さん(14歳・中学生)
街路樹が並ぶ道の脇を通る電線に張り付いた木…。
よく見ると、木の中を貫通して電線が通っている。
おそらく街路樹の枝が成長過程で電線を取り込んだため
木を撤去したのだが、電線を巻き込んだ部分だけは
電線まで一緒に切れてしまう恐れから、切ることが出来ず
このような形になったのでは、と考えられる。
【珍百景No.244】
「アンバランスな仏様」
長野県下諏訪町
★投稿者:S.E.さん
「諏訪大社下社春宮」のすぐ脇に存在する
凛々しいお顔にやたらと大きくて丸い体の仏様。
ウエスト約12m、顔回り役1mと超メタボなこの仏様は
「万治の石仏」と呼ばれ、今から約350年、諏訪大社の
鳥居を作るために石を削ろうとノミを入れたところ、
血が流れたため、神様が宿る石として
そのままの形を利用して石仏を造ったのだが、
頭は別の石で造ったため、このようなお姿になったそう。