これまでの放送

2023年1月8日放送

【ゲスト】東山紀之・IKKO

■日本全国の年末年始の珍風習を一挙紹介!
■栃木・106歳!理容ひとすじ90年の現役おばあちゃんが登場…番組ADお悩み相談
■岐阜・毎日200円まで無料の駄菓子店
赤字にならない意外なアイデアとは?
■福島・なぜ?6歳児が「十二月十二日」と書いた紙を配る謎の風習を調査
■宮城・全国大会で13回日本一!計算の達人が超スゴ技高速暗算を披露

■正月に餅を食べない風習 東京都足立区 東京都足立区の地域で、正月にお餅を食べない風習が続いている光景。
各家庭でテーブルの上に豪華なおせち料理は並んでいるものの、餅が見当たらず、聞いてみたところ、400年ほど前から食べていないと伝わっているという。
かつて、その地域ではもち米が特に貴重だったそうで、当時から餅を食べない習慣があり、足立区の一部の家では今も、続いているのだとか。

■正月に雑煮の代わりに巨大なサトイモを食べる風習 和歌山県田辺市 鮎川地区  和歌山県田辺市の鮎川地区で、正月に雑煮の代わりに、巨大なサトイモを食べている光景。
その地域では、雑煮の代わりに、「ぼうり」と呼ばれるサトイモの親芋を砂糖・しょう油の入っただし汁で2日ほど煮込んだものをサトイモ同様に子孫繁栄の願いを込めて正月に食べているという。
ただ親芋は重さ1㎏以上で、正月3が日かけて食べるんだとか。

■1年間ためた不満を吐き出して新年を迎える風習 千葉県千葉市 千葉寺町  千葉県千葉市中央区千葉寺町で、大晦日に千葉寺の境内に集まった人たちが1年間ためこんだ不平や不満をぶちまける伝統の風習の光景。
ある姑さんは、息子の嫁に対しての不満、ある男性は「決まりを守らずゴミを捨てる人が多く非常に困る」「今、日本ではおかしな風邪がはやっていて酒飲みの会は中止、カラオケも中止、踊りも中止、一生懸命働いたって こんなつまらない人生 困っちゃうよね」などなど、ひょっとこや天狗のお面をかぶって不平不満をマイクでぶちまけていた。
これは江戸時代に殿様や役人の悪口を言って憂さ晴らしをしたことから始まった「千葉笑い」という伝統的な風習で、お面をかぶって顔を隠して不平不満を吐き出すようになったという。
不満を吐き出した後は、大きな声で笑いとばし、みんなが笑顔になって新年を迎えるのだとか。

■「十二月十二日」と書いた紙札を貼る風習 福島県三島町
投稿:佐久間さん
★珍百景登録★ 福島県の奥会津にある三島町で子どもが毛筆で「十二月十二日」と書いた紙の札を家に貼っている光景。
山間部にある三島町の宮下集落では150軒ほどが暮らしており、子どもが各家庭へ「十二月十二日」と書いた札を持参し、お駄賃をもらっていた。
札をもらった家では、台所などに貼っていたが、どんな風習なのか聞いてみたが、100年以上前から続いているものの、何のための札なのかよく知らない方が多かったので、三島町文化財専門委員長の角田伊一さんに聞いてみた。
角田さんによると、かつては乳幼児が幼くして亡くなることが多く、その集落で立派に育った12歳の子どもたちが「十二月十二日」と書いて近所に配っていたという。
いつの頃からか、毎年4月に小学校にあがる子どもたちが毛筆で書いて配るようになったそう。
また、「十二月十二日」は石川五右衛門の命日とされ、日本各地に、それにちなんだ「盗難(泥棒)除け」「水難除け」「火災除け」の札を貼る風習が残っているが、ここ三島町は石川五右衛門には関連がなく、「十二月十二日」を反対に読んで、「日二十月二日」→「日ひ二に十とお月つき二に十(九+一 くい)日」→「火に遠く付きにくい」と火災除けのおまじないとしての意味が込められているという。

■中学校独自の体操 静岡県長泉町 長泉中学校
投稿:N.M.さん
★珍百景登録★ 静岡県長泉町にある長泉中学校で、「長中体操」という男女が異なる動きをするオリジナル体操をしている光景。
長泉中学校では、体育の授業や学校祭などで、生徒たちが「長中体操」をしており、列ごとに分かれた男女それぞれが独特の動きで、少し恥ずかしそうだった。
静岡県の中学校では他にも、藤枝市の藤枝中学校のブラジルのサッカー選手のアップの動きをとり入れた体操や、御殿場中学校、函南中学校など、オリジナル体操がいくつもあるという。
これは今から数十年前に、静岡県の体育科教員たちの間で、各学校でオリジナルの体操を作るブームが起こったそうで、今も伝統として受け継がれているという。

■106歳で現役理容師おばあちゃん 栃木県那珂川町
投稿:中田優成さん
★珍百景登録★ 栃木県那珂川町の普通の民家の中に理容室があり、106歳のおばあちゃんがお客さんの髪を切っている光景。
ハコイシ理容店の箱石シツイさんは1916年(大正5年)11月10日生まれの106歳で、19歳で理容師免許を取得し、理容師一筋86年で頑張っている。
今は常連さんたちの髪をカットしているそうで、月に4人ほど来るという。
シツイさんご本人は、そろそろ仕事を辞めようかと思っているが喜んで来てくれるお客さんがいるので続けているとのことだった。
珍百景の22歳の番組スタッフが仕事の悩みを相談すると「20歳ぐらいの時は色々な仕事がよく見えて迷うけど、1つの仕事をずっと続けることが大事。成功しているのは長く続けている人だから」とアドバイスしてくれた。
「彼女ができない」という悩みに「そのままで十分。私が若い頃なら好きになっているかもしれないよ。いつか素敵な彼女ができる。ただ女はよく探ること。バケモノだから」と、愛情とユーモアあふれるアドバイスをくれた。

■超高速!計算の日本一 宮城県仙台市 土屋そろばん教室 土屋さん ★珍百景登録★ 宮城県仙台市のそろばん教室の先生が衝撃的な速さで計算している光景。
土屋そろばん教室で子どもたちに計算やそろばんを教えている土屋さん(36歳)は、全大阪オープン珠算選手権大会など過去に13回全国優勝経験もある名実ともに計算日本一で、5~7桁の数どうしの掛け算や割り算など、大人でも時間がかかる計算を瞬時に暗算で答えを導いている。
土屋さんは、5歳からそろばんを始め、小学校6年生で最高段位の10段を獲得したんだそう。
今もそろばんを教えているが、そろばんを使わず、頭の中で計算しているそうで、伝票をめくりながら書かれている数字を合計していく「伝票暗算」も、驚きのスピードで計算していた。

■子どもたち大喜び!無料の駄菓子屋さん 岐阜県本巣市 駄菓子つきの家  ★珍百景登録★ 岐阜県本巣市の住宅街にある駄菓子屋さんで子どもたちがお金を払わずに無料でお菓子をもらっている光景。
駄菓子つきの家では、高校生以下の子どもたちは1日200円まで無料で駄菓子をもらうことができ、子どもたちは、お菓子をもらったことへの感謝の手紙を書いてお店の方に渡していた。
子どもが大勢来れば来るほど赤字になりそうだが、地域の大人たちが駄菓子のお金を支援し、赤字にはならない仕組みで運営しているという。
コロナの影響で減っていた地域の交流の場として考案されたそうで、子どもたちのお菓子を支援したい大人は1口1000円で支援チケット「つきチケット」を購入し、そのお金で子どもたちは駄菓子を買えるシステムなんだそう。
子どもたちは、チケットを買ってくれた大人たちに手紙を書くと、その手紙は支援した大人たちのもとへ届けられる。
大人たちは見ず知らずの子どもたちのために、お菓子のお金を払うことになるが、子どもからの手紙を読むと心が温かくなるそうで、中には10口1万円のチケットを買っていた方もいた。

■道路わきの歩道に謎のコンクリート箱 福岡県須恵町
投稿:堤さん
登録ならず 福岡県須恵町の住宅街の道路わきに段差のついたコンクリートの箱型ブロックが埋め込まれている光景。
ゆるやかな坂道の歩道のアスファルトにしっかりと固定されており、ご高齢の方々は、ちょうどよいベンチとして休憩で座っていた。
須恵町役場の中島さんに聞いてみたところ、そのコンクリートの箱を設置している場所は、以前、路上駐車されがちな場所だったため、車を停められないように駐車防止のため、また、お年寄りが座って休憩に使ってもらえるようコンクリートのブロックを取り付けたのだそう。

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