これまでの放送

2021年12月5日放送

【ゲスト】水川あさみ・ミキ(昴生・亜生)

■地域の風習珍百景
愛知・稲沢市では新築のトイレで@@を食べる!?“トイレ開き”なる風習&蟹江町内の小学校校歌にまつわる不思議
香川・引っ越したらお風呂で@@を食べる!?
徳島・徳島でだけ?「とりいれ」と呼ばれるおでんの具材
沖縄・独特なゴミ袋のサイズの単位・・・“リットル”や“大中小”ではない
■新潟・独特の郷土料理メダカ煮&錦鯉の甘露煮
■兵庫・ふるさと納税で町のヒーローになれる!?ちょっと特殊な返礼品
■埼玉・空から見ると衝撃!?山の中に巨大な手
■高知・畳屋さんなのに「畳はやっていません」・・・看板の謎

【その地域ならではの不思議な風習の珍百景セレクション】
■三重グルメ“あられ茶漬け” 三重県 初回2017年12月6日放送
三重県の伊勢地域などで、お菓子のあられをお茶漬けに入れる「あられ茶漬け」を食べている光景。
お茶漬けあられは塩や砂糖で好みにあわせて味をつけられるよう薄い味しかついていないという。

■大分グルメ 何にでもかぼす 大分県 初回2015年10月14日放送 大分県ではほとんどの家庭で色々な料理・食べ物にかぼすをかけている光景。
全国のかぼすのおよそ95%が大分県産だという。みそ汁やアイスクリームにかける人もいた。

■小樽グルメ 食後に焼き肉のタレを飲む習慣 北海道小樽市 初回2016年2月3日放送 北海道小樽市の一部地域で焼き肉を食べた後の締めとして、残っている焼肉のタレを昆布や牛すじを煮込んだスープで割って飲む習慣の光景。

■袋入りの焼きそばを食べる風習 北海道美唄市 初回2018年12月9日放送 美唄やきとりが有名な美唄市に、調理済みの焼きそばを袋から出してそのまま食べる人たちがいる光景。
北海道美唄市では、角屋という食品会社が出している袋のやきそばが人気で、味もついているため、お腹が減っている時など、そのまま袋から出して食べることがあるという。
元々、美唄市周辺には炭鉱が多く、炭鉱労働者でも袋のまま食べることができるよう考えて作られたという。
それが根付いて、今も売られており、袋から出してそのまま食べている方もいた。
スーパーなどで120円ほどで売っており、袋に「フライパンでいためてお召し上がりください」と書いてあり、いためてから食べている家庭も多いという。

■髪をカットしたら頭をたたく風習 初回2020年4月19日放送 熊本県人吉市 熊本県南部の人吉市の理髪店で髪の毛を切った直後のお客さんの頭をビンタしている光景。
理髪店に限らず、家で髪の毛を切った後にも「初ビンタ 風邪ひくな」と言いながら頭をポンポンとたたいていた。
これは、「初ビンタ」という地域の風習で、理髪店、家庭、学校で「初ビンタ」といって声をかけながら相手の健康や成長を願って頭をポンポンとたたくという。
熊本・鹿児島・大分の一部の地域では、高齢者などが頭のことをビンタ、「頭髪」をビンタンゲという方言が残っているそうで、その方言にちなんで、初ビンタの風習が伝わっているのではないか、とのこと。

■新品の靴を火であぶる謎の風習 初回2020年2月2日放送 三重県松阪市 三重県松阪市で、新品の靴を買った人が靴底を火であぶっている光景。
靴店の店員さんに買った直後にライターであぶってもらっている人もいれば、使ったマッチのススをつけている人もいて、魔よけのためにやっている風習とのことだった。
一説によると、その昔、その地域では午後に死者を埋葬していて、その際、天国に旅立てるよう新品の草鞋(わらじ)も一緒に埋葬していたという。
そのため、午後から靴をおろしてはく前に、亡くなった方の弔いと重ならないよう、靴底をあぶったりして新品でないようにしてから履くことで、不吉なめにあわないようにする風習として残ったのではないか、とのことだった。

■新築の家のトイレで飲食する風習「トイレ開き」 愛知県稲沢市
投稿:K.M.さん
★珍百景登録★ 愛知県稲沢市の辺りで、新築の家のトイレの中でお客さんが飲食している光景。
これは稲沢市周辺の一部地域の風習「トイレ開き」だそうで、「いつまでも足腰が健康で一人でトイレにいけるように」という願いをこめて、家を新築したら友人や近所の人たちを招いてトイレの中に入ってもらい、お茶や食べ物をふるまうのだという。
近隣の一宮市、瀬戸市、あま市などで聞いてみたが「トイレ開き」について知っている人はあまりいないようだった。

■引っ越したら風呂でうどん 香川県観音寺市・三豊市周辺
投稿:U.H.さん
★珍百景登録★ 香川県西部の観音寺市・三豊市などで引っ越し後に、風呂につかりながらうどんを食べる光景。
観音寺観光協会の藤原事務局長に聞いてみたところ、引っ越しや家を新築したら、新しい風呂でうどんを食べる風習が今も残っており、脳卒中の予防になるという言い伝えもあるのだという。

【その地域ならではの「呼び方」珍百景セレクション】
■穴の開いた靴下を「おはよう靴下」 初回2015年10月14日放送 宮城県
宮城県の人が穴のあいた靴下を「おはようクツ下」と呼んでいる光景。
なぜ宮城で広まっているかは謎だという。

■消防車を「ラフランス」 初回2015年6月3日放送 富山県 富山市では、救急車のことを「ラフランス」と言う光景。
これは大正10年に富山市がアメリカのラフランス社製の消防ポンプ自動車を導入したことが由来だそうでフルーツのラ・フランスとは関係ないとのこと。

■「はんぺん」を「とりいれ」 徳島県
投稿:薮原さん
★珍百景登録★ 徳島市にある魚榮では直径30cm以上もあるような極太の太巻き寿司を出しており、中身はかんぱち、たくあん、サーモン、マグロ、うなぎ、きゅうり、真鯛、卵焼き、たこ、イカなどで中には1本丸ごと入っている。
そんな徳島県の一部地域で、はんぺんのことを「とりいれ」と呼んでいる光景。
鳴門市の練り物の業者さんに聞いてみたところ、「手に取って鍋に入れるから“とりいれ”と呼んだのではないか」とのことで、詳しい由来は不明だった。
主にお年寄りが使うという。
他に、近畿・四国地方の一部地域では、たくあんのことを「こんこ」と呼んだり、中国・四国・近畿などの一部地域で、トウモロコシのことを「なんば」と呼んだり、食品にも地域独特の呼び名があるという。

■ポリ袋のサイズの単位が「斤(きん)」 沖縄県
投稿:T.R.さん
★珍百景登録★ 沖縄県のスーパーなどで、パッケージに「規格袋1斤」「3斤」「5斤」「半斤」と表示されたポリ袋が販売されている光景。
斤(きん)というのは、今の中国など東アジアと琉球王国が交易をしていた際に、使っていたとされる重さの単位だそうで、1斤はおよそ600gだという。
それより、大きい家庭用ゴミ袋などには、「45l(リットル)」「90l(リットル)」や「大」「中」「小」と表示されていた。
他にも牛乳パックの量が1000mlではなく、「946ml」で販売されていた。
これは、アメリカの単位1ガロン(3785ml)の1/4や1/8を基準にしているという。

■5つの小学校の校歌が同じ 愛知県蟹江町 珍百景登録
投稿:天木さん
★珍百景登録★ 愛知県蟹江町にある蟹江小学校、新蟹江小学校、学戸小学校、舟入小学校、須西小学校の校歌が学校名をのぞいて全く同じ光景。
♪雀は屋根から からすは木から 毎朝かばんをながめてる~と歌いだしからずっと同じで学校の名前の部分だけ異なる。
この校歌は作詞:サトウハチローさん(1903-1973)、作曲:山田耕筰さん(1886-1965)という明治から昭和にかけて日本を代表する音楽家が蟹江小学校から依頼を受けて作ったという。
その後、近くに小学校ができた際、「蟹江小学校の校歌が歌いやすくてよい」と校歌として採用し、今では5つの小学校の校歌となっているというわけだった。

【新潟の珍百景セレクション】
■メダカ煮 初回2009年11月25日放送 新潟県小千谷市・阿賀町
新潟県小千谷市などでメダカの煮物が食べられている光景。
地元では、「うるめの田舎煮」と呼ばれる高級食材で材料となるヒメダカを大量に養殖している。
メダカは生きたまま、醤油と砂糖、酒の煮汁に中に入れ、煮詰めて作るのだという。

■錦鯉を食べる集落 初回2011年12月14日放送 新潟県長岡市山古志地区 観賞用の錦鯉が有名な集落で錦鯉を食べている光景。
錦鯉で有名な地域で数多くの錦鯉がいるが中には選別作業の過程で色や形が悪いため商品にならなかったものを食用として甘露煮などにして食べていた。
山古志地区は海や川から離れており、古くから貴重な栄養源として食べられてきたという。

■町のヒーローになれる「ふるさと納税」 兵庫県多可町 登録ならず 寄付件数ランキング3位オホーツク産ホタテ(北海道紋別市)、2位うなぎ蒲焼(鹿児島県鹿屋市)1位コシヒカリ(山形県舟形町)という人気ベスト3が有名な「ふるさと納税」で兵庫県多可町の「ふるさと納税」返礼品で寄付額100万円の返礼として、ご当地ヒーロー「タカレンジャー」のゴールドになれる光景。
多可町へ100万円寄付すると、「ゴールド」として1年間、5人組のタカレンジャーに加わって地域の夏祭り、運動会などの行事に参加して多可町のPR活動ができるという。
他にも、多可町のケーブルテレビ「たかテレビ」のニュースキャスターになれる券も寄付100万円の返礼として用意しているという。
多可町民が見ることができるテレビ局で、地元のニュースを伝えるキャスターとして1年間、出演できるという。
どちらも1年に1人だけの特典だが、返礼品として登録して7年、寄付した方は1人もいないとのことだった。

■山奥に巨大な手のオブジェ 埼玉県飯能市
投稿:市川保さん
★珍百景登録★ 埼玉県飯能市の自然豊かな山の中に空から見える巨大な白い手がある光景。
山のふもとから3㎞ほどの登山道を登ると、白い手のところにたどり着く。
調べてみたところ、白い手は2005年頃、ふもとの芸術家が自分の健康を祈願して、子ノ権現天龍寺(ねのごんげんてんりゅうじ)に奉納したものだという。
天龍寺は足腰の健康にご利益のある寺だそうで、芸術家も、奉納するなら大きいモノを!と考えて、3mほどもある手を作ったらしい。
お寺の方も大きすぎて置き場所に悩み本堂から離れた場所に置いたため、山奥にポツンと残ってしまったという。

■山の中に1本だけ生えた赤い木 静岡県富士宮市
投稿:平野一洋さん
★珍百景登録★ 静岡県富士宮市の湯之奥林道にある湯之奥猪之頭トンネルのそばの山の中に、周りが緑色の木の中に1本だけ赤い木が生えている光景。
山岳ガイドの久保田さんと一緒に赤い木のところまで行ってみたところ、その木や周りの木にクマの爪痕があった。
東京農業大学の上原巌教授に聞いてみたところ、その辺りは杉が植林された山で太く大きい杉が多く、クマが特に立派な木を選びマーキングのため、木の樹皮を爪ではぎ取ったと考えられるという。
樹皮を厚くけずり、傷をつけたことで、成長が良かったその木が枯れ、葉が赤くなってしまったため、遠くから見ても目立つ赤い木になっているのではないかとのことだった。

■畳を売っていない畳屋さん 高知県高知市
投稿:M.T.さん
登録ならず 高知県高知市の土居たたみ店の看板に「土居たたみ店 ※畳はやっていません」と書かれている光景。
訪ねてみたところ、溝渕敏男さん(92歳)は85歳まで畳の仕事を続けていたそうだが、畳の店を7年前にやめ、マンションや駐車場の経営をする不動産業をしているという。
土居たたみ店は、3代続く老舗たたみ店として地元でも知られていたので、不動産の仕事に切り替える際、看板はそのままにしたという。
ただ、たたみを注文するお客さんもいたことから、「※畳はやっていません」と書き加えたのだとか。

【滋賀の珍百景セレクション】
■民家に謎のマークがある住宅街 滋賀県長浜市 初回2019年9月8日放送
琵琶湖の東にある長浜市の住宅街の民家に家紋のような謎のマークがある光景。
屋根の下に突き出た梁のカバーに、「水」「水」のような文字がついている家もあるが、書かれているのは「水」という漢字だったり、水に関係のある文字や記号だという。
この地域には、防火のおまじない、御守りのようなものとして大工さんに代々伝わる風習だという。
大工さんによると、家の壁から突き出た地棟柱にかぶせるもので、そのデザインは大工さんが考えるため、様々で家ごとに別のマークのようだった。

■滋賀の山に「北海道トンネル」 滋賀県長浜市余呉町
投稿:M.K.さん
★珍百景登録★ 精巧なフィギュアで有名な海洋堂フィギュアミュージアムがある滋賀県長浜市。
長浜市にはたくあんとマヨネーズをはさみこんだ「サラダパン」と呼ばれる名物のパンがあり、人気だという。
そんな滋賀県長浜市の山に「北海道トンネル」がある光景。
北海道とは遠く離れた琵琶湖の北東部で「北海道」とは縁もゆかりもなさそうな場所だが、実は「北海道(きたかいどう)」と読む地域の名前にちなんでつけられたトンネルの名前とのことだった。

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