【前編】4月2日(金)
【後編】4月9日(金)

よる11時15分~(※一部地域を除く)


ミュージカル界のプリンス・

山崎育三郎が壊れる!?

<ドロキュン劇場の名手・鈴木おさむが新たに放つ強烈作>

どいつもこいつも…マジでどうかしてる!

2週連続で秒速超展開!

《いびつな純愛》と《愛の拳》が止まらない…

《底なしクレイジー恋愛ドラマ》、この春開演!!

新着情報

2021年3月26日
主題歌情報公開しました。

■鈴木おさむが新たに放つ《底なしクレイジー恋愛ドラマ》で、山崎育三郎が完全崩壊!?

 『奪い愛、冬』(2017年)や『奪い愛、夏』(2019年)といったドロキュン劇場シリーズに、『M 愛すべき人がいて』(2020年)――。キュンとする純愛と、ありえないほど壮絶すぎて度肝抜きまくりの修羅場が入り乱れる“唯一無二のクレイジー恋愛ドラマ”の脚本を、次々と手掛けてきた鈴木おさむ。誰も真似できない超絶世界観で視聴者を骨抜きにしまくってきた彼が、またも強烈な作品を放ちます!
 その作品とは…2021年4月2日(金)と4月9日(金)の2週にわたって放送されるドラマスペシャル『殴り愛、炎』。嫉妬、誘惑、復讐、裏切り――婚約者を愛し抜く主人公を中心に、いびつな愛の炎に包まれた男女5人の激愛模様を描いた本作は、まさに《底なしクレイジー恋愛ドラマ》。登場人物はとにかく、どいつもこいつも…マジでどうかしている! だから、当然と言えば当然だけど…想像の範囲を軽~く超えた、おかしなことばかり起こる! しかも、一瞬でも目を離したら置いてけぼりを食らうほどの秒速超展開の連続! …と、鈴木おさむワールド全開の吸引力抜群要素が満載なのです。
 そんな強烈作品で、主人公を演じるのは山崎育三郎。ミュージカル界のプリンスと崇められる彼が、この世界でどこまで暴れ、そして壊れるのか…期待のさらに上を行くこと間違いなしです!

■燃え盛る嫉妬心と執着心! 山崎育三郎が“愛の拳”を振り上げ、トンデモ行動に!!
 さらに、素の自分とは違う…!? 物語のカギとなる歌唱シーンも随所に登場

 山崎が演じるのは「この手は人の命を救うためにある」と心に誓う心臓外科のスーパードクターで、過去一度も人を殴ったことがない人格者・明田光男。父が経営する病院に勤務し、次期院長と目される文句ナシのエリートです。ところが…そんな光男が、自身の婚約者である看護師・豊田秀実が高校時代に想いを寄せていた緒川信彦が入院してきたことで、だんだん豹変していく! 再会した秀実と信彦の心が惹かれ合っていくのをいち早く察知した光男は、ピュアに秀実を愛するあまり、猛烈な嫉妬心と執着心を燃え上がらせていくことに…。秀実を手放したくない一心から、双眼鏡で監視するなど完全ストーカー化し、ついにはライバルに対して“愛の拳”を振り上げるばかりか、想像をはるかに超えたトンデモ行動にまで出てしまいます!
 「光男はスゴい展開で壊れていきますが、その感覚自体はすごく丁寧に作っていくことができました。コミカルさと苦悩…いろんな振り幅が見せられる役なので、今までにない山崎育三郎を見ていただけるかもしれないです。実際、僕自身も新しい自分を発見できて、面白かったです!」と清々しい笑顔で語る山崎。彼が思いっきり楽しんで開拓した新境地から、目が離せません!
 ちなみに、劇中では“ここぞ!”というポイントで、山崎が『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』を歌うシーンも…! 「“光男としての歌唱”という部分でのバランスも考え、歌いました。実は物語の中でキーポイントとなってくる歌ですので、そこも楽しみにしていただきたいです」と、山崎自身も自信をにじませる歌唱シーンにも注目です。

■瀧本美織がよ~く見ればツッコミどころ満載なヒロインに!
  市原隼人は、真っすぐがゆえタガが外れた恋のライバルをシリアスに熱演!?

 そんな山崎演じる光男と共に、要となる恋愛バトルを繰り広げるのが…瀧本美織と市原隼人! 瀧本は、光男と婚約しながらも高校時代に想いを寄せていた先輩・緒川信彦に惹かれていく看護師・豊田秀実を演じます。光男と信彦の間で揺れに揺れまくる秀実。一見、正統派ヒロインに見える彼女ですが…実は物語が進むにつれ、いろいろツッコミどころも満載! この“いろんな意味で愛すべきヒロイン”を、「撮影中は今までに言ったことのないようなセリフや、育三郎さんや市原さんのお芝居に刺激を受けると同時に、笑いが止まりませんでした!」という瀧本が、全力で演じます
 そんな秀実を翻弄する信彦を演じるのが市原。こちらもまた…ただの憧れの先輩で終わるはずがない!? まっすぐで誠実すぎる人物であるがゆえに、信彦は秀実への思いが抑えきれず、傍から見たらおかしな行動を繰り出してしまうことに! そんな大真面目だからこそタガが外れた男を、市原が一球入魂の真剣芝居で体現。山崎や瀧本も衝撃を受け、市原自身も「シリアスに演じれば演じるほど、どのキャラクターも懸命に生きている様が滑稽な程に面白い。自分自身『ここまでの作品に参加できるようになったのか!』と驚くくらい、振り幅を感じました」と、楽しそうに振り返る異次元の芝居に要注意です!

■要注意人物はまだまだいる! 酒井若菜と永井大が強烈キャラに扮して物語を撹乱

 さらに…『殴り愛、炎』は単純な三角関係だけでは終わりません! “ちょっ、お前、なんで今出てくるのよ!”とツッコみたくなる登場人物が、隙あらば割り込み、物語をかき乱していきます。
 その一人が酒井若菜演じる、光男の幼馴染・徳重家子。すでに名前だけでも威圧感バリバリですが、劇中でもその動向は危険信号が常時点滅状態! というのも…元モデル、現インフルエンサー、ついでに社長令嬢という、向かうところ敵なしの家子は、愛しの光男の恋路を邪魔しようと暗躍。おっそろしい手を使いまくり、恋の三角関係に“余計な横槍”を入れまくっちゃうのです。
 さらに…光男の母親違いの兄で、弟への嫉妬心を秘めた心療内科医・鈴川倫太を演じるのは永井大! 秀実のことも気に入っている倫太は、その手に握った“とんでもない秘密”を武器に、物語全体を撹乱していくことに…。“あの…ブラックジャックですか?”と聞きたくなる、左目を分厚い前髪で隠したインパクト大のビジュアルと共に、永井が要所要所で投下する“爆弾”に震えまくってください!

主な登場人物

明田光男(あきた・みつお)

山崎育三郎

 父が経営する明田総合病院の心臓外科医。神の手を持つスーパードクターで、おまけに性格まで良い。父の跡を継ぎ、院長になることも確実視されている。同病院で働く看護師・豊田秀実と婚約し、結婚直前だったが…。自身が手術を担当した患者・緒川信彦に、秀実の心が惹かれていく様を目の当たりにし、やがて壊れていくことに! これまでの人生、人に嫉妬心を抱いたこともなければ、人を殴ったこともなかったが、愛の炎はいびつな形で燃え上がり、ついには拳を振り上げることに…!?

豊田秀実(とよだ・ひでみ)

瀧本美織

 明田総合病院の看護師で、明田光男の婚約者。仕事熱心で、患者からの評判も良い。工事現場で働く父親に男手一つで育てられ、貧しいながらも豊かな愛情を注がれてきた。愛する光男と婚約し、結婚までもうちょっと…というところで、高校時代に告白してフラれた先輩・緒川信彦が入院し、まさかの再会! 光男のことを心から愛しているが、図らずも信彦のことが気になりだし…。

徳重家子(とくしげ・いえこ)

酒井若菜

 明田光男の父・恒夫の友人の娘で、光男とは幼馴染。大企業の社長令嬢で、占いが好きな元モデル。現在は恒夫の秘書として働く一方、インフルエンサーとして世の脚光を浴びている。光男と結婚するのは自分だ…と当然のごとく思っていたが、当の光男は秀実と結婚することを決意。何が何でも光男の気持ちを自分に向けようと、あの手この手で暗躍しまくる。

鈴川倫太(すずかわ・りんた)

永井 大

 明田光男の父・恒夫が愛人に産ませた息子で、光男にとっては母親が違う兄。明田総合病院で心療内科医として働いている。昔は外科医だったが、“ある事情”から心療内科医へ転身した。現在は、ことあるごとに親のスネをかじりながら、のらりくらりと勤務する日々…。スーパードクターである弟・光男への嫉妬心を内に秘めると同時に、秀実のことを気に入っている。

緒川信彦(おがわ・のぶひこ)

市原隼人

 豊田秀実の高校時代の先輩。決して経済的に潤っているわけではないが、昨今その腕に注目が集まっている将来有望な陶芸家。高校時代に秀実から告白されたが、“ある理由”からフッた過去を持つ。実は心臓に持病があり、発作を起こして明田総合病院に入院。手術を担当した明田光男に命を救われると同時に、偶然にも再会した秀実に心が惹かれていき…!



明田良枝(あきた・よしえ)

石野真子

 明田光男の母。光男を溺愛し、光男の幸せを最優先に考えている。普段は笑顔でおっとりした雰囲気だが、秀実に対しては厳しく接する。

明田恒夫(あきた・つねお)

西岡德馬

 明田総合病院の院長で、光男と倫太の父。光男が天才外科医として活躍していることを誇りに感じているが、倫太には定期的に金銭を要求され煩わしく思っている。

前編あらすじ

4月2日(金)放送

 この手は人の命を救うためにある――そう心から信じ、一生人は殴らない…と心に誓っていた凄腕心臓外科医・明田光男(山崎育三郎)。彼は同じ病院に勤める看護師・豊田秀実(瀧本美織)との結婚式を1カ月後に控え、幸せの絶頂にいた。そんなある日、光男は心臓発作を起こした急患・緒川信彦(市原隼人)の手術を担当。生死の境をさまよう信彦の命を、鮮やかなオペで救う。ところが…。
 信彦に、担当看護師として秀実を紹介した瞬間、運命の歯車はあらぬ方向へとめまぐるしく回りだす。なんと、信彦は秀実の高校時代の先輩だったのだ! 秀実が光男と結婚すると聞き、心から祝福する信彦。だが、そのまま何事も起こらないほど、人生は甘くなかった…。なんと、光男に想いを寄せる幼馴染・徳重家子(酒井若菜)が、その会話を盗み聞き! さらには味方の顔をして秀実にすり寄り、信彦に告白するもフラれた過去を聞き出すことに成功してしまったのだ!!
 この状況を利用し、一気に光男を奪おうと画策した家子は、こっそり信彦に「秀実が光男のDVに悩んでいる」というデマを流したばかりか、焚きつけるように「秀実はまだ信彦のことが好きだ」と吹聴。一方、光男はふと、秀実が信彦のことを好きだったのではないかと勘ぐりはじめ…!
 そんな中、退院の日を迎えた信彦は、病室で2人きりになった秀実を思わず抱きしめてしまう。しかもあろうことか、そこへ光男が姿を現し…!?

コメント

山崎育三郎(明田光男・役) コメント

 鈴木おさむさんの作品はたくさん拝見しており、いつかご一緒させていただきたいと思っていたので、今回はすごく嬉しかったです。僕が演じるのは“壊れていく役どころ”であり、物語自体もすべてのエンタメが詰まった“ありそうでない作品”。台本を頂いた瞬間から「やりきろう!」と、ワクワクしました。
 とにかく、光男は壊れ方がスゴいキャラクター。前後編合わせてトータル2時間という時間制限の中、怒涛の展開で壊れていきますが、その感覚自体はすごく丁寧に作っていくことができました。コミカルさと苦悩…いろんな振り幅が見せられる役なので、今までにない山崎育三郎を見ていただけるかもしれないです。実際、僕自身も新しい自分を発見できて、面白かったです! 市原隼人さん演じる信彦と殴り合うシーンも、喉がガラガラになるくらい叫ぶなど、思いっきり臨めました。
 撮影中は思わず笑ってしまうことの連続でした。なにせ瀧本美織さんが、ちょっとしたことですぐ笑うんですよ! そこに釣られて僕も笑っちゃう…なんてことも多々ありました。また、市原さんの間の取り方や、表情もすごく面白くて! とにかく一個一個のシーンが面白く、一人一人がみんなおかしい!
 今回は役者みんなが心から「ウソでしょ!?」という展開を楽しみ、「これは面白くなる!」と言いながら作るという、貴重な経験ができた作品。劇中では僕が歌うシーンもあるのですが、今回は“光男としての歌唱”という部分でのバランスも考え、歌いました。実は物語の中でキーポイントとなってくる歌ですので、そこも楽しみにしていただきたいです。

瀧本美織(豊田秀実・役) コメント

 実は私、『奪い愛』シリーズにハマっていたんです。なので、鈴木おさむさんの作品に出られることが決まったときは、「うわ~っ、ありがとうございます!」と。本当にうれしかったです。私は皆さんに比べたら意外と正統派の役で、一見そこまでおかしくならないとはいえ、ヘンなことはいろいろしちゃう役でして…(笑)。撮影中は今までに言ったことのないようなセリフや、山崎育三郎さんや市原隼人さんのお芝居に刺激を受けると同時に、笑いが止まりませんでした! 本番でも育三郎さんがセリフの語尾を伸ばしている最中についつい吹き出してしまったり…と、多大なご迷惑をおかけしてしまったんですけど、これはもう仕方ないんですよ(笑)。だって、現実ではありえないことが、この作品の中ではありえちゃうんですから。おかしな人ばっかり出てきますし、そのパワーたるやものスゴいんです!
 特に印象的だったのは、光男さんと信彦さんの殴り合いのシーンでした。秀実を取り合っているというよりも、お2人が愛し合ってるんじゃないかと思っちゃうくらいの熱量で…(笑)。時折、私のことは忘れられてるんじゃないかなって思うくらいの迫力だったので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
 今回は、私自身これまであまり縁のなかった“一見おかしい世界観”の中にどっぷりと浸かれたからこそ、逆にリアルな人間の感情をそのまま出せた気がしますし、少し女優としての殻を破れたかもしれません。その一方で、まだまだやり足りない気持ちや、秀実として気が済まない部分もあって…。ぜひ続編を作っていただきたいです。そのときは私も殴りたいです(笑)! これを機に何でも挑戦し、お芝居をもっともっと開拓していきたいと更に刺激を受けた作品になりました。

市原隼人(緒川信彦・役) コメント

 単発ドラマには“挑戦的なイメージ”を持っていましたが、今回は、まさにそのイメージをそのまま絵に書いたような作品です。台本を読みながらも、暴走するジェットコースターのような展開に「シリアスに向き合えば向き合うほど、度を越した刺激の振り幅が増し面白くなる愛の物語」だと感じ、その想いを持って早く現場に入りたい一心でした。
 いざ撮影が始まると、開けてはいけないパンドラの箱を何度も開けてしまうシチュエーションに耐えきれず、こんなにも本番中に笑ってしまった現場は初めてです(笑)。基本的にはシリアスな感情を軸に演じました。ただ、「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」というチャップリンの名言にある様に、今作品は各登場人物が分別を失うほどに感情に左右され、主観に入り欲に溺れる滑稽な姿が、見てはいけない他人の性を手で顔を覆いながらも隙間から見てしまいたくなる様に面白いんです。実を言うと、僕は一時期いろんな作品を断り続けた結果、「あれもやっておけば、もう少し自分の感性の何かが広がったんじゃないか…」と考える時期がありました。今は「様々な作品に挑戦し自分を試してみたい」という好奇心に駆られているのですが、今回は「ここまで自分を楽しめるようになったのか!」と驚くほど、出演作の振り幅を感じる凄まじい作品となりました。温かい共演者とスタッフに恵まれ、お客様が見たいであろう刺激的な禁断のエンターテインメントを目指しました。“殴り愛”というタイトル通り、画面からしっとり雫がこぼれるような愛情表現、豪快な感情と肉体のぶつかり合いを、ぜひお見逃しなくお楽しみ下さい。

スタッフ

脚本

鈴木おさむ

ゼネラルプロデューサー

横地郁英(テレビ朝日)

プロデューサー

川島誠史(テレビ朝日)
菊池 誠(アズバーズ)

演出

樹下直美

制作協力

アズバーズ

制作著作

テレビ朝日

主題歌


清 竜人
『Knockdown』
(ソニー・ミュージックレーベルズ)