
見どころ
長島三奈が、高校野球の感動秘話をナビゲート。
今年の甲子園は、作新学院の優勝で幕を閉じた。甲子園で輝いた球児たちは、夏の大会を終え、進学やプロなど次なる道へ進む。彼らの人生に野球が与えたものとは??
夢の舞台で輝いた球児がいたその裏では、本来の輝きを見せることが出来ずに高校野球に終わりを告げた球児たちもいた。
■僕らが決める背番号
宇都宮商業の最後の夏に密着。県大会を1週間後に控えたある日、選手たちが集められていた。実は、宇都宮商業では県大会のベンチ入りメンバー(20人)を選手たち自身の投票で決める。そこにあったのは、様々な葛藤、そして自己犠牲の精神。チームを想い、彼らが下す決断とは?
そして、背番号が与えられなかった選手たちによる引退試合が幕を開ける。
■私の夢も甲子園 ~名門校を支える女子応援部~
県立岐阜商業の、女子応援部に密着。幾多の甲子園出場を誇り、多くのプロ野球選手を輩出する名門・県立岐阜商業。彼らの活躍を支えているのが、全国でも珍しい女子だけの応援部だ。女子だけとはいえ、その取り組み方は男子顔負け。喉が潰れるほどの声出し、手が豆だらけになるほどの太鼓打ち、そして厳しい上下関係…新入生はまずその壮絶な光景に言葉を失う。そんな過酷な毎日だが、彼女たちは、人を応援するために、自分たちの日々を捧げていた。泣かないと決めていた彼女たち、しかし野球の最後の夏が終わったとき、野球部員から送られた言葉に涙する。
■最後の校歌~逆境に負けない10人の戦い~
別府商業の最後の夏は、本当に最後だった。
この夏を最後に、閉校になることが決まっている別府商業。10人の残されたメンバーはどんな絆を見せるのか?さらに追い打ちをかけるように襲う熊本震災。様々な思いで迎える“最後の夏”。黒枝監督の願いは、閉校となるから、せめて一度は校歌を歌わせてやりたいということ。猛練習を重ね、10人は最後の夏を迎えた。しかし、10人での戦いは想像以上に厳しい。様々な困難に立ち向かう球児の姿を追う。