江戸時代の雛人形の頭が始まりとされる「桐塑(とうそ)人形」。一本の桐から雅で艶やかな人形を彫り出すのは、林駒夫さん。「京都という土地の魂が僕を動かす・・・」という林さん。時を超えて伝えられてきた京都の気高さ ― 作品のすべてに表れています。ひたすら人形と対話しながら小刀を動かす匠の技。平安の雅を伝える人形作りと、美しく妖艶な作品を紹介します。