名刹相国寺の塔頭、瑞春院。作家・水上勉は、9歳で得度してから13歳で寺を飛び出すまで、このお寺で修行していました。ここを舞台にしベストセラーとなった自伝的小説「雁の寺」。本堂には、小説にも登場する襖絵があります。親の雁が子に餌を与えている襖絵。主人公はこの絵に、親元を離れて寂しい思いをしている自分自身を重ねて見ていたと言います。
相国寺瑞春院ホームページ http://www.shokoku-ji.or.jp/shokokuji/tatcyu/zuisyunin.html