「講御堂寺」 交通の要衝として栄えてきた五条市は、江戸期の町並みを今も残しています。そんな町の中央部、新町通りのほど近くにある講御堂寺という律宗の寺は、奈良の唐招提寺の末寺。唐招提寺第八十一世、森本孝順長老さんが、昭和11年から平成7年にお亡くなりになるまで、50年以上住職を勤められてました。本尊の阿弥陀如来が見つめているのは境内に咲いた紅白の梅。朝露に濡れ、一層薫り高く咲き誇っています。