(2007/10/4) BGM 『月の光』 サントラ (EMI TOCT24689)
「金福寺 」 松尾芭蕉、与謝蕪村ゆかりの俳諧の聖地、金福寺(こんぷくじ)。江戸中期に作庭された庭の向こうに見える、芭蕉庵。元禄の昔、山城を吟行した折にこの地を訪れた芭蕉にちなみ、その名がつけられました。しかしながら、その70年後に訪れた与謝蕪村は、芭蕉庵の荒廃振りを惜しみ、庵を再興したのです。「耳目肺腸 ここに玉巻く 芭蕉庵」。身も心もこの庵に込め、芭蕉の葉が開くように俳句の未来も明るいものであってほしい、との願いを込めて蕪村はそう詠みました。