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「廣島屋」
舞妓さんが芸妓さんになる直前にだけ許されることがあります。髪型を「先笄（さっこう）」に結い、「黒髪」を舞うのです。今回撮影させていただいたのは、廣島家の舞妓・小郁さん。そして、芸妓となる当日が「衿替え」。舞妓さんの赤縮緬の衿が、芸妓さんの白衿へと変わることからそう呼ばれています。黒紋付に身を包み、男衆（おとこし）さんに連れられて、お茶屋さんやお世話になった店を挨拶に回ります。芸妓としての新たな一歩を踏み出した小郁さん、これからは大人の女性として、より厳しい芸の道を突き詰めてゆくのです。
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