「表千家」 十二月に入ると、「露地」には「敷松葉」が置かれます。松の葉を蒸して茶色にしたものを、敷き詰めます。最初は少なく、冬が深まるにつれてだんだん多くしてゆき、また春が近づいてくるとだんだんと少なくしてゆくそうです。表千家の茶人たちは、この「敷松葉」によって冬の深まりと春の訪れを感じるのだそうです。新しい門弟が家元を訪れ、「祖堂」に祀られている千利休像にお参りをし、稽古を見学する「来菴(らいあん)入門」が行われるのも十二月だけのこと。表千家の冬の一日です。 表千家ホームページ