「中谷」
一乗寺下り松のすぐ近くに店を構える「中谷」。和菓子と洋菓子を扱う店内には、落ち着いたたたずまいの和風カフェも併設されています。ご主人の中林房敏さん自慢の一品が「でっち羊羹」。かつては一乗寺の各家庭で作られていたものの、その後めったに作られることがなくなってしまった「でっち羊羹」を、中林さんが地域の老人たちから作り方を聞き集め、復活させました。「練る」という意味の方言「でっちる」からつけられたという「でっち羊羹」、丹波小豆の餡に米粉を加え練り、竹の皮に包んで蒸しあげます。一乗寺でうけつがれてきた味です。
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