「菊水楼」 奈良を代表する老舗料亭旅館・菊水楼。ここで、奈良の舞妓さんに出会いました。幼い頃から日本舞踊を学んできた菊稚(きくわか)さんは、今年5月に店出しをしたばかり。明治から昭和にかけて、祇園と並んだ奈良の花街・元林院町は13件の置屋、約200人の芸妓・舞妓で賑わいました。現在では置屋も3件、10人ほどの芸妓を数えるばかりとなりました。現在、菊稚さんは奈良でたった一人の舞妓。伝統の担い手として期待を集めています。