「東大寺」

日本一大きくて、有名な仏様…奈良の大仏さん。正式な名は廬舎那仏（るしゃなぶつ）。その意味は知恵と慈悲の光明をあまねく照らし出されている仏ということで、東大寺と関係の深い華厳経のご本尊です。724年に即位した聖武天皇でしたが、過酷な税を課すなどして民衆の心を掴めないでいました。反省した聖武天皇は、生涯をかけた一大プロジェクトを立ち上げます。それが、民衆の力を結集させて巨大な廬舎那仏を造ることでした。構想から9年の月日を経て、完成したのは天平勝宝4年（752年）、同年に盛大な開眼供養会が行われたそうです。

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