「松伯美術館」 上村松園は、まだ女流画家がめずらしかった明治初期に、先駆者として困難な道を切り開いた画家。生涯、女性の美しさを追求しました。松園の作品がおさめられているのが松伯美術館です。代表作「鼓の音」は、今にも鼓の音が聞こえてきそうな生き生きとした瞬間が描かれています。着物の裾がはねて音の躍動感を感じさせます。松園は、先駆者として言い知れぬ苦労をしましたが、女性の内面の強さと美しさを表現したいという一心で絵に向かい続けました。松園の思いが溢れてくるような作品です 。 松伯美術館ホームページ