「山田全一さん」 江戸時代から代々雅楽器を作り続けてきた山田家。山田全一さんは、雅楽器の中で三管と呼ばれる笙、篳篥(ひちりき)、龍笛を作っています。竹工、木工、金工、漆工、蒔絵、螺鈿の高度な技術が必要なため、一人前になるのに二十年以上かかるといいます。山田さんは作るだけでなく演奏も行い、平安時代の雅な音色を伝えています。