「樽井禧酔さん」 螺鈿技法が特徴の奈良漆器。樽井禧酔さんは独自の技法を凝らしながら長い伝統を受け継ぎ、春日大社の修復や、奈良の重要な寺院の漆器や調度品を作り続けてきました。三十数回の工程を経て、再び見せる螺鈿の輝き。仕上げには手に鹿の角の粉をつけて磨きます。見る角度によって様々な輝きを見せる螺鈿。見ているとため息がこぼれます。