DIARY
ダイアリー

D日記 #296 グロスター/アメリカ

マサチューセッツ州グロスターは、アメリカ最古の漁師町です。1623年にイングランド人が入植して以来、町の発展を支えてきたのは漁業でした。
19世紀半ばから20世紀初頭にかけて、グロスターの漁業団は近隣のエセックス村で建造された木造スクーナーを操り、北大西洋の豊かな漁場・グランドバンクスまで赴いてタラ漁などの遠洋漁業に挑みました。

町の象徴が、1925年に建立された銅像「Man at the Wheel(舵を握る男)」です。嵐の中で船を操る漁師の姿を刻んだこの像の前には、海で殉職した勇敢な漁師たちの名を刻む石碑が並びます。
余談ですが、東京ディズニーシーの「アメリカンウォーターフロント」にある舵を握るミッキー像も、このモニュメントをモチーフにしていると言われています。

ロケの合間には新鮮なシーフードを味わいながら、町の随所に息づく“海の男たちへの感謝と敬意”を感じました。
漁師町ならではの誇りと風格が、グロスターの佇まいに静かに漂っています。