DIARY
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D日記 #288 バンクーバー島/カウチンベイマリーナ/カナダ
今回のカナダロケで楽しみにしていた「カナダに現存するもっとも古い運航可能なヨット」の取材!128年前(1897年)前に造られた「ドロシー号」は、数々のオーナーを経て、1995年にビクトリア市にある海洋博物館が所有し時間をかけて修復したヨット。
博物館にヨットの撮影とセーリングシーンの撮影を申し込んだだけだったのですが、そこからの展開が驚きで、港時間にピッタリの「いい話」に自然と進んで行くという奇跡が起こりました。
博物館の提案で、元オーナーのアンガスご夫妻に撮影の協力をお願いしてくれたのです。スケジュールも上手く合って最高の組み合わせでの取材が実現しました。
ご夫妻が所有していたのは1973年から1983年の約10年間。4歳の長男と共に素敵な時間を過ごしたそうです。
その長男アレックス君は、カナダ北部のコミュニティーに燃料を届けるタンカーの船長になり、年の半分を海上で過ごしています。全ての起源は「ドロシー号」との出会いからだったと、アンガスさんは嬉しそうに話してくれました。
