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D日記 #238 ラ・ロシェル/フランス

大西洋沿岸の港町ラ・ロシェルは、パリから南西へ約470キロ。港には多くのヨットが肩を寄せ合い、ヨット博物館や歴史あるヨットが桟橋に並び、見学が出来たりマリン文化と街が融合した町でした。造船所も数多くあるのですが、その中で唯一の木造船専門の「デスピエール」が今回の取材先。

オーナーの二コラさんは15歳の時、木の船が好きになり親からプレゼントされた「船の模型の本」で勉強し、いくつもの木造船の模型を作ったそうです。

さらに結婚して木造船に10年も住んでいたとか・・・木造船は生きていて人格があると語る二コラさん。

伝統技術を守りながら新しい技法も加えひとつひとつ手作業で行う職人作業は1艇しあげるのに1年半近くかかるそうです。

その技術を絶やさないために次世代の若手育成にも力を入れていていました。全てはフランスの海洋資産を守るために。