DIARY
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D日記 #230 マプアワーフ/ニュージーランド

番組で紹介したフェリーの航路は
ワイメアインレットとタスマン湾を繋ぐ狭い出入り口にあります

航路は対岸の島までの200メートル足らずで
時間も5分ほどととても短いもの
そのため操船も簡単なように見えますが
実はかなり難しいのだとスキッパーのラマさんが教えてくれました

理由はその地形
広さの割に出入り口が狭いワイメアインレットは干満の差がとても大きく
条件によってはとても強い潮の流れが生じます
特に強風時の風向きが潮の流れと一致したときは
船の姿勢を制御するのがかなり大変になります
加えて干潟の浅い海に対応したフラットなデザインの船底が
さらに操船を難しくしているのだそう

また、大雨の後は大きな木の枝や岩が流れてくることもあるので
それにも注意しなければいけません
障害物によってスクリューがダメージを受けることもあるので
不測の事態に備えてエンジンを2つ積んでいて
万一ひとつが動かなくなっても対応できる設計になっているそうです