DIARY
ダイアリー
D日記 #200 オガンキット/アメリカ メイン州
オガンキットの町長ボブ・ホワイトローさん(Bob Whitelaw)は
私たちのインタビューのために素敵な日本語スピーチを用意してくれていました
「ようこそオガンキットへ
ここオガンキットは100年以上続くアート、フィッシュング、観光のコミュニティです
また住む町としても素晴らしいところです
今日のイベントはニューイングランドの中でも大きなイベントの一つです
今日ここには100人以上のアーティストが集まりました
最後に日本の皆様どうぞ一度オガンキットに来てみてください」
実はボブさん 11年ほど大阪や奈良に住んでいたのだそうです
奥様も日本人ということで今でもとても上手な日本語を話され
我々にオガンキットの町の歴史や魅力を語ってくれました
そんなボブさんからイベントに集まった人々に
パーキンズコーブの象徴である跳ね橋「Footbridge」が
これから改修工事に入ることが告げられました
より安全な橋に生まれ変わるものの
人々を魅了する趣ある風景が変わらぬよう
今の橋の佇まいをしっかりと残した改修となるそうです
そしてもう一人 オガンキットの町の盟主に出会いました
1894年オガンキットにアーティストコロニーを作った人物チャールズ・ウッドベリーの孫クリストファーさんです
今日の特別な日のために 当時絵を教える際に祖父が着ていた服装
麦わら帽子とシャツにネクタイ姿での登場です
2歳年上の兄ピーターさんとともにイベントに訪れたたくさんの人に
オガンキットのアーティストコロニーの歴史を説明されていました
手に持っているのは
1894年パーキンズコーブの脇でチャールズ・ウッドベリーの横に佇む妻のマーシャ・ウッドベリーと二人にとって最初の絵画の生徒の写真です
「絵の心得は祖父から受け継げなかったよ」と笑って話すクリストファーさんは
家族の歴史とオガンキットの歴史を愛してやまないそうです
