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D日記 #113 ホーボーケン/アメリカ

ホーボーケンの街は、19世紀初頭にマンハッタンから気軽に行けるリゾート地としてジョンス・スティーブンス大佐によって開発が進められました。

発明家でもあったスティーブンスはヨーロッパで学んだ技術を活かした蒸気推進フェリーの世界初運行に成功。当時の技術で橋を掛けるには幅が広すぎたホーボーケンとマンハッタンの間のハドソン川で定期便フェリーを走らせました。

その蒸気船の技術を応用し、世界初の蒸気機関車も発明したジョン・スティーブンスはアメリカ大陸横断鉄道の発展に大きく貢献し、アメリカの鉄道の父とも呼ばれています。

技術開発の一役を担った大佐の息子たちが1870年に創設したのがスティーブンス工科大学。ホーボーケンの高台に立つキャンパスまで登ると、摩天楼のスカイラインがゆっくりと眺められる絶景の見晴らし台があります。マンハッタンの眺望の美しさは、少し離れた対岸ニュージャージからが一番楽しめるかもしれません。