DIARY
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D日記 #53 横浜ベイサイドマリーナ/日本 神奈川県

ヨットデザイナーの仕事って…?
こんな興味が今回のヨットショーの取材で沸きました。
番組でご紹介した豪華なカタマラン「ラグーン42」のデザイナーは
白石康次郎さんが今回のヴァンデ・グローブで駆るレーシングヨットと同じ。

そしてもう一艇の「ジャノー・サンファスト3300」は
競技を目的としたスポーツヨット。
どちらもフランスで考案されたヨットですが、特に後者は
どことなく白石艇に似ています。まさにこの船を大きくしたら白石艇になる印象。

GLOBAL ONE 号

豪華なヨットを見るとその設備などに目がいきがちですが
恐らく基本はインテリアよりもエクステリアがデザイナーの腕の見せ所なのでしょう。
空気抵抗 水の抵抗など基本的な数値を理想的なものとし
走行性能 操作性能 快適性 とのバランスを
高い次元でとりいれながら描かれるのだと思います。
カーデザイナーに通ずるものもあるのでしょうが、
ヨットには高~いマストが有ります。
当然それが風を受けて走るのですから、
道路とは比べ物にならない不安定さと想定外の自然影響と戦うわけですだから
正解のない作業と言えます。
で、出来上がった作品がどれも流麗でカッコイイわけですからため息しか出ません。
世の中には深い世界がまだまだあるんですね。