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D日記 #45 レ・サーブル・ドロンヌ/フランス

白石康次郎さんが挑んだヴァンデ・グローブ予選の過酷さは
想像を絶するものでした。
ご本人から帰国後にお話を聞いて「そうなんだ!」と感じたことを
今回はお知らせしたいと思います。*あくまで素人の見解です!

「エンジンが壊れた?」
そもそも「レース中エンジンを使うんだ!?」が僕の疑問
レーシングヨットに搭載されているエンジンは
主に港内で使用するため小さいものですが
そのエンジンがレース中に壊れたと言うことです。どんな弊害が…
これは夜中睡眠をとっていると当然舵を取る人は いません。
その際 近年自動車にも搭載されている
「オートパイロット」と言う自動運転システムが活躍するのです。
もちろんハイスピードではないもののある程度の安全を確保して
船を進められるそうです。
と言うことは、エンジンが壊れると夜も眠れないことを意味します。
僕的にはかなりの驚きと納得。

またエンジン含めた様々な機械的な動力が効かないと
残るは人力です。船のバランスをとるシステムも白石さんは
自力で発電を起こしていました。

こんなところも最新の船 最新技術の盲点なのかもしれません。

また通信機器の不具合も厄介です。

最新の船であるためトラブルが生じるとその内容も複雑。
陸にいるスタッフと交信しながら修理・対応していくのですが、
それが通信不通となるとまたまた自力です。
まして揺れている船内でマニュアル書を読むなんて至難!
当然疲労も倍増するはずです。
単独サバイバルヨットレースの難しさは語り尽くせないですね。