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D日記 #39 リャフランク/スペイン

スペイン編第2話となるリャフランク。
番組で紹介したキューバ音楽「ハバネラ」と縁が深いのですが、
実はスペインの人気歌手シルビア・ペレス・クルスの出身地でもあります。
ちょっとジャジーなフラメンコを歌う彼女は2018年に来日公演もしています。

前回のカダケスから車で45分ほど海沿いを南下するとリャフランクはあります。
街は清潔感がありアートが潜む気配を感じさせてくれます。
ヨットクラブのある海岸はとても小さく、プライベート感のあるプチリゾート。
ビーチ沿いには隠れ家的な高級ホテルが建ち並んでいました。

ハバネラを歌ってくれた地元のミュージシャンはプロとしての活動以外に
この街にある音楽学校の先生も務めています。
やはりアートの街のようですね。

ハバネラはキューバ民謡ですが、
現在 聖地キューバで聞くことは少なくなったそうです。
このカタルーニャに至っても歌詞の方向性が変わり、
今回お聞かせしたような「古典ハバネラ」は
だいぶ少なくなったとのこと。
どこか寂しいハバネラは漁師たちが漁に出る際や戻る際に歌うそうです。
そして酒場でも…
時間が許すのであれば撮影ではなく酒場で聞いてみたいものでした。

愛の歌ハバネラを回想しながら我々は一路バルセロナへ
そして列車で次の取材地バレンシアに向かったのでした。