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D日記 #4 ニューポート・ヨット専門学校篇/アメリカ

今回取材したヨット修復&制作の専門学校IYRSの敷地には巨大な倉庫がある。その中ではアメリカで現存する最古のヨットの修復作業が行われている。

船の名前は「Coronet」。1885年にNY・ブルックリンで投資家Rufus T. Bushの依頼で造船された。1887年には有名なスクーナー船「Dauntless」を破って3度大西洋横断レースで勝利し、多額の賞金を獲得し、1888年アメリカの船として初めて南米ホーン岬を通過する許可を得たヨットとしてハワイ、日本、香港を巡り、1889年に帰国。その後も様々な歴史を経て1995年からIYRSで修復が行われている(デックの長さ40.5m、船腹8.2m、喫水3.6m、円材の長さ57.9m)。内装を含めた修復完了まではあと5年は少なくともかかるであろうと予想されている。

IYRSでは生徒たちが修復に関わったヨットの販売も行っている。1914年にデザインされ1937年にリメイクされたヨットを2019年に修復。価格は$45,000。Warren Barker先生曰く、「ニューポートは深い海と強い風でヨットを走らせるのに最適なスポット」。“ヨットの首都”と呼ばれるようにアメリカのヨット関係者が多く出入りし、米国内のヨットの売買はこの街を中心に行われるという。IYRSの卒業生たちもニューポートの街中で関係者と知り合い、ヨット関連の仕事に就くことが多いという。