ストーリー

2024年8月27日(火)よる9:00~

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 同じ境遇の早苗(国仲涼子)が"消えてしまった"ことに愕然とする南くん(八木勇征)。「特別にこの世界にお別れする時間をくれたんだと思う」――早苗の言葉を信じたくないと思っていたものの、現実を突きつけられ、南くんは切なくてやりきれない気持ちになる。そんなこととは知らない堀切ちよみ(飯沼愛)は、「お祭り、来年も来ようね」と無邪気に南くんに語りかけるのだった。

 夏祭りが終わり、『美容室ガーベラ』では楓(木村佳乃)や百合子(加賀まりこ)、そして山高善三(光石研)、木村久子=チャコ(室井滋)らも集まってプチ打ち上げが行われていた。南くんが夏祭りにも戻ってこなかったことで、ちよみが落ち込んでいるのではないかと気にかける楓と百合子。しかし、"15cmの南くん"の存在を知る信太郎(武田真治)だけは1人葛藤を抱え、挙動不審に…。そして、そんな信太郎の言動を楓と百合子がさらに怪しむ、という悪循環が起きていた…。
 そんな中、ちよみの父で楓の"元夫"、たけし(富澤たけし)が街に現れる。お互いの正体を知らぬまま偶然公園で会話を交わす信太郎とたけし。その現場をたまたま目撃してしまったチャコは、信太郎の挙動不審の原因はたけしなのではないかと…? その矢先、たけしがついに堀切家に現れ、さらには南くんの大学バスケ部のコーチ・美鈴(武田玲奈)までもが突然ちよみの家に現れて…!?

 ちよみと楽しい時間を過ごしながらも、どこかで自分がまもなく消えてしまうのでは、と不安になる南くん。ふと、母の薫子(八木亜希子)が亡くなったばかりの頃に、楓や百合子から聞かされた母の話を思い出し、残された時間の過ごし方を考え始める。